「最近篤志元気なかったのもこれのせいじゃね?」
鋭い子たちはもう篤志の元気のなさと裏アカを共通付けて認識しているみたいだ。
そして唯が登校してきたとき、冷たい視線が向けられた。
「みんなおはよー」

本人はあのメッセージを見れていないようで、呑気な声で挨拶している。
それに帰ってくるのは密かな笑い声だけだった。
さすがの唯でもみんなの様子がおかしいと思ったのか、一番仲のいい友達の元へ急いで話をしはじめた。

「まずいよ唯。誰かに裏アカのこと教えた?」
「はぁ? 教えるわけないじゃん」
そんな声が聞こえてくる。
どうやら友達は唯の裏アカについてもともと知っていたみたいだ。