頑張って自分から話しかけるようになってお互い下の名前で呼び合うようになり、結構いい感じだと思っていたのは私だけだった。
「彩花のこと嫌いじゃないんだ。でも、昨日告白されてその子と付き合うことになった」
篤志くんの顔から力が抜けて頬に赤みが差す。
その力のない顔にこっちの力が抜けていく。
なにそれ。
じゃあその子より先に私が告白していれば返事は変わったってこと。
なにそれ。
だんだんと心の中が白けていくのを感じる。
「相手は誰?」
つい、質問していた。
そんなの聞いたって教えてくれるとは思えないし、相手を知れば余計に気になるだけなのに。
「同じクラスの唯ちゃん」
「彩花のこと嫌いじゃないんだ。でも、昨日告白されてその子と付き合うことになった」
篤志くんの顔から力が抜けて頬に赤みが差す。
その力のない顔にこっちの力が抜けていく。
なにそれ。
じゃあその子より先に私が告白していれば返事は変わったってこと。
なにそれ。
だんだんと心の中が白けていくのを感じる。
「相手は誰?」
つい、質問していた。
そんなの聞いたって教えてくれるとは思えないし、相手を知れば余計に気になるだけなのに。
「同じクラスの唯ちゃん」



