「これだけで唯のアカウントだって決めつけないでくれよ」
途端に突き放されてたじろぐ。
「で、でも、これは実際に唯のアカウントで、篤志くんのことこんな風に悪く言ってて」
慌てたせいでうまく言葉が出てこない。
何度も引っかかりながら説明するとけれど、篤志くんの表情は険しいままだ。
「いちいちこんなもの見せてきてなんなわけ? 俺にフラれた腹いせかよ」
「そんな!」
とんでもない誤解だ。
私はただ篤志くんのためを思って教えただけなのに。
けれど篤志くんは体操着の袋を持つと私に背を向けて教室を出ていってしまったのだった。
☆☆☆
途端に突き放されてたじろぐ。
「で、でも、これは実際に唯のアカウントで、篤志くんのことこんな風に悪く言ってて」
慌てたせいでうまく言葉が出てこない。
何度も引っかかりながら説明するとけれど、篤志くんの表情は険しいままだ。
「いちいちこんなもの見せてきてなんなわけ? 俺にフラれた腹いせかよ」
「そんな!」
とんでもない誤解だ。
私はただ篤志くんのためを思って教えただけなのに。
けれど篤志くんは体操着の袋を持つと私に背を向けて教室を出ていってしまったのだった。
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