俺の能力、便意操作なんだが

「ところで、2人はいつから付き合ってるんだ?」

急に親父がとんでもないことを聞いてくる

「え?あ、あたし達付き合ってません…けど」

親父は、え?え?って顔して俺を見てくる

「お前…付き合ってもない子と変なことしようとしたのか…?父さんそういうの好きじゃない」

ごもっともです!!
でも説明が難しいんだよ!!

いや、もうこのさいだ!

「親父!さっき如月を見て知り合いに似てるって言ってたよな?それって誰だ?」

「な、なんでお前にそれ言わなきゃいけないんだよ」

「すいません…それあたしも知りたいです」

「き、君もか?」

親父はすごく悩んだ顔をして

「お前が産まれる前に、父さん違う仕事してたんだ。そのときに一緒に仕事してた人だ…」

と静かに言った

「その人ってどんな人だったんですか?」

と如月がワクワクしながら聞く

「ん?あぁ、君に似てすごく綺麗な人だったよ…危なっかしくて、目が離せなくて。でも、とても元気で一生懸命で、誰にでも優しい人だった…」

親父は照れくさそうにそう言って、
それを聞いていた如月も、ものすごく嬉しそうな顔をしていた

まぁ今がタイミングかな
約束は破ることになるけど…

「親父、如月の母親はな…。あれ?旧姓なんだっけ?」

「え?それ内緒って…」

「あぁ大丈夫。色々隠すのやめたから」

「そ、そうなの?…白守…白守美里です」


親父は口をあんぐり開けて、すごく驚いたような顔をしていた

「白守。白守の娘さんか!!やっぱりそうだ!昔の白守そっくりだから、最初近くで見たときビックリしたんだ!!な、なんで晴翔と…」

「落ち着けよ親父」

「いや無理だすまん。白守は元気か?」

「はい。いつもあなたのこと言ってますよ。柊先輩って」

「そうか、君が白守の…。父親のこと君は知ってるのか?」

「はい…」

「あぁ…すまん。色々聞いてるからあとはいい。白守はたしか再婚したんだよな?相手はいい人か?」

「はい。とてもいい人です」

「そうかぁ、うん。よかった…」

親父はこっちを見て

「その話するってことは、お前ももう色々知ってるんだな?」

と言ってきた 


「あぁ…親父が能力者関係の組織にいたことは聞いた。親父が能力者だったことも」

「白守か…」

「俺が無理やり聞いたんだよ」

「それで?なにが言いたい」

「もう色々隠すのやめた。俺も能力者だ」

「知ってるよ。隠そうとしてたのも知ってる」

「知ってたのかよ!だったら言えよ!」

「おい晴翔!俺はな、お前に能力なんか持って産まれてきてほしくなかったんだ!でもお前が能力持ちだとわかったときは…お前の能力がなんだかわかったときは…俺はこう思ったんだよ…」

「俺の能力がわかったときどう思ったんだよ!?」

「ダサっ…って。それでもなぁやっぱり息子は可愛いくてな!産まれてきてくれてありがとうって!」

え?今ダサって言ったよな?
サラッと言ったよな?

「と、とにかく知ってたなら言って欲しかったぜ親父」

「そう言うけどなぁ!一生懸命能力を隠そうとしてるお前を見て、父さんどう思ったか知ってるか?」

「どう思ったんだよ?」

「ヤバー…って。そしてなぁ…」

「親父さっきから絶対ふざけてるよな!?」

「はははは、バレたか。でも、別に昔のこと知ってしまったならそれはそれでいいよ」

「クソ親父が!ちなみにオカンも能力者だったんだな。しかも移動系の」

「母さんは近くの物をテレポートさせれる能力だ。でも、なんで知ってるんだ?それは白守にも言ってないのに」

「あたしです。あたしは能力者がわかるんです」

「君もか!母親と同じ能力か?」

「あー、でもガード能力はないです。あとママみたいに探知はできないけどオーラの色で能力の系統がわかります」

「楓みたいな感じか。触るとわかるんだろ?」

「いや、触らなくてもオーラは意識すると見えます」

「すごいなー。能力も進化してるのかもな」

「なぁ親父、俺は親父の昔話を聞いて納得できないことがあるんだ」

「なんだよ」

「なんでオカンを選んだんだよ!!如月のお母さんを選べよ馬鹿野郎!!」

「お前狂ってんのか?母さんを選んだからお前が産まれたんだろ?それに母さんは世界一イイ女だ」

それはねぇよ!!!


「あともう一つ…親父が昔すごかったってのがどうしても納得できねぇ」

「ふーん。試してみるか?」