俺の能力、便意操作なんだが

『そ、それで?なんでなにしてるか聞いたの?』

「い、いや、暇だったからさ」

『あっそう。あたしも暇だけど、別に予定もないし』

「お、おう…」

上手く誘えねぇ…

『昨日吉田くんにたまたま会ってさ。今日なんか夜祭あるみたいで、誘われたのよ』

!!

「如月!今日俺と夜祭に一緒に行ってくれないか」

吉田に誘われたと聞いて、なんかしらんが普通に誘ってしまった

『べ、別にいいけど!!』

「吉田はいいのか?」

『すぐ断ったわよ!バカじゃないの?なに勘違いしてんのよ!さっきから予定ないって言ってるじゃん!!』

「お、俺はいいんだな?」

『は、は、はぁ!?あんたぶん殴るわよ!?元々予定があったけど、なくなったからあんたに仕方なく付き合ってるんだから!!勘違いすんな』

「お、おう…わりぃ。あ、じゃあ夜祭は19時頃だからその前に迎えにいくよ」

『いいわよ、お父さんに車で送ってもらうから…そ、それより、あたしはもう暇なんだけど…』

え?それって…

それからこれからの予定を決めて、電話を切った

ええええええええええ!?
やばいヤバいヤバイやばい

『あんたの家に行ってみたい…』

くる…、如月美琴がこの家にくる…

部屋掃除急いでしなきゃ!!
ムフフ本も捨てなきゃ!!!

俺は慌てて一階に降りて

「オカン!あとで…と、友達くるから」

と、リビングでドラマを観てるオカンに言った

「あ?だからなに?」

「いや、ケーキとかなんかないのかよ。麦茶もせめて濃くしといてよ」

「はぁ?水道水でも飲ませときな」

「お客さんだぞ!?もてなすとかないのかよ」

「ないね。なんでウチくるやつにそこまでしなきゃいけない?むこうが気を使うべきだろ」

クソババァ!!

どうする?今からなにか買いに行くか?
部屋の片付けに30分はかかるとして、シャワーで5分
如月も1時間くらいで着くって言ってたしギリギリか?

とりあえず部屋の片付けだ!

俺はまた二階に上がって部屋のゴミなどをまとめる。ムフフな本も躊躇わずゴミ袋に投げ捨てる
こんなもん必要ねぇ!
この作者はR15とかR18とか関係なくエロシーンを書くぜ
期待しててくれよな

てか部屋暑っ!こんなとこいたら汗まみれ…

『暑いわね…上を脱ぐわ…』

アリ!全然あり!!
むしろアリよりのアリ!!


そんなこんなで片付けしてたら40分が過ぎてた

やべぇ!!
急いでシャワー浴びなきゃ

何も考えるな!時間がなくなるぞ
……一応丁寧に洗っとこ

シャワーからあがるともう約束の時間まで10分くらいになってた

もう飲み物とか買いに行ってる暇はねぇ

最後に消臭剤を部屋に撒いてたらLINEがきた

[言われた場所に着きそう。アオンショッピングモール]

と書いてある

アオンショッピングモール?
何回か行ってるショッピングモールだ
如月の家に行くためにバスに乗った場所

俺電話でそこの場所指定してないぞ
間違えてそっち行ってないよな

とりあえず俺は家を出た
本来約束してた場所はここから見える

するとそこに車が止まった

すぐLINEの通知音が鳴った

[着いた。ラーメン]

なんだこれ?暗号か?

俺はとりあえずその車に近づくと、如月と如月のお父さんが車から降りてきた

如月はスカートを履いていて、膝下からのスラッとした足に俺の目線は釘付けになった

「やぁ柊くん!」

俺は慌てて視線を如月のお父さんに向ける

如月お父さんが血管を浮き上がらせながら不自然な笑顔で近づいてくる

「あ、こ、こんにちわ」

「ひ、柊くん…」

如月が言いかけた時に如月のお父さんは

「美琴はちょっと黙ってて!」

と言葉を遮った

「柊くんさぁ。今日伊月ちゃんも来るんだよね?」

え?そうなのか?
如月の方を見るとなにか顔で合図をだそうとしてる

「あれ?違うの?まさか2人きりで遊ぼうとかしてない?」

「も、も、もちろん!伊月ちゃんも一緒です」

「どこに行こうとしてるの?もう美琴からは聞いてるけど柊くんからも聞きたいなぁ」

そういうことか…
間違えられないじゃねぇか

だとしたらさっきのLINE…

「あ、アオンショッピングモールに行こうとしてます。もちろん3人で」

「だよねぇだよねぇ…それから?なに食べるの?」

「ら、ラーメン食べようかなって。美味しいお店があるんですよ」

「ふーん」

「ねぇお父さん!もういいでしょ?全部合ってたじゃん。信用してよ」

「わかったよ。何時に迎えに来ればいいんだ?」

「そ、それはその…」

夜祭のことは言ってないのか…

俺は如月のお父さんの目を真っ直ぐ見て

「如月と夜祭に行きたいんで、少し遅くなってもいいですか?俺が送っていきますから」

と言った