俺の能力、便意操作なんだが

「んー……白だな」

楓さんが目を瞑ったままそう言う

白?なにがだ?

「白か…珍しいな」
そう柊さんが言い

「え?白?白ってなんでしたっけ?」
と白守美里が言った

楓さんは目を開けて俺の手を離す

「おい柊…白ってたしか…」

「あぁ、今までお前が見てきた中でたった2例しかねぇ…"コピー能力"だ」

「おおー、コピー能力!アキラくんやったね!コピー能力だってよ!もうわかっちゃったね」

コピー能力…それが俺のチカラなのか
その前に…

「ちょっ、ちょっと待ってくれ。その白とかってなんだ?珍しいのか?」

「んーと、さっき楓ちゃんの能力で系統がわかるって言ったよね?楓ちゃんはなんか色が見えるみたい。その色で能力者の系統を識別してるの」

「じゃあ柊さんは?」

「柊は赤だったな」

「そ、それじゃあ…し、白守さんは?」

「み、美里は、た、たしか…おい柊!何色だったっけ?」

「え?俺?白守は、えーっと…ちゃ茶色だったかな」

なんだ?ごまかそうとしてるのか?

「楓ちゃん大丈夫。柊先輩、さっきも言ったけど今はアキラくんに嘘は言わないって約束したから」

白守美里はそう言うと俺の方を真っ直ぐ見つめた

「あたしは能力者がわかる能力の他に、もう一つ能力があるの。それは能力が効かないガード能力。だから楓ちゃんの診断でも見ることができないのよ」

「二つ持っているのか…」

「うん。でもこれは内緒にしろってここの上の人達に言われているから、他の人には内緒にしてね」

なんでそうまでバカ正直に俺に話すんだコイツは…

俺はコクリと頷いた

「ありがとー。んで話を戻すんだけど、柊先輩の赤は攻撃系の系統ね。青が防御系。黄色は操作系。緑は回復系で、紫は移動系だっけ?まぁそんな感じで識別できるみたいなの」

「そして相澤…お前の白ってやつはさっきも言ったが2例しかみたことがねぇ。そのどっちもがコピー能力だった」

「つまりはアキラくんの能力はもうわかったも同然よ。コピー能力で決まりぃ」

「白守、簡単に言うなよ。コピー能力ほど注意が必要なんだ。いつも自分で扱ってる能力じゃないから急にコピーしたら制御の仕方とかわからず暴走してしまう。そんなことがあるんだぜ」

「そうなんですね…じゃあ注意しながら試してみましょう」

「お前俺の話聞いてたか?」

「だからあたし達の組織があるんじゃないですか。あなたはコピー能力です。はい気をつけてねーで終わるならこの組織はいらないんですよ。その能力とどう向き合っていくのかを考えて、それを示していくのもあたし達の仕事です」

「お前なぁ…まぁでもそういうとこキライじゃないぜ」

「フッ…柊も苦労してるな」

「へへへー、じゃあアキラくん。えーっと…危なくなさそうなのは……。あっ、楓ちゃんの能力をコピーしてみようか」

お、俺にできるのか…