あぁ…どれだけここにいるんだ…
俺は部屋の中を見回す…
狭い部屋…布団とトイレ…あとは洗面台だけ
刑務所の独房と同じか
いや、刑務所と違うのはなぜかここでは俺の能力がまったく使えないということだ
さすがは鉄壁の金守一族
厄介なもの作ってやがる…
美里の白守一族も鉄壁一族だったな。あそこもこんな感じの場所があったりしてな
気づけばいつも美里のことを思い出している
ザッザッザッと誰かが来る足音が聞こえる
長年ここにいるからその足音でわかる
「金守権蔵か」
俺がそう言うと
厳重に鍵のかかったドアの横の小窓みたいなところがパカっと開き
食事が入れられる
「相澤明…食事だ」
と金守権蔵が言う
「なぁ退屈なんだ!少し話をしようぜ」
俺はそう言うが
いつものように金守権蔵は無視をしてその場からいなくなった
チッ
俺は舌打ちをし、布団の上で横になる
なんでこうなっちまった…いつからだ?
いつからこうなったんだ?
俺は目を瞑ると昔を思い出していた
────────────────
俺は小中高と友達もいなくて、いつも1人でいた…
母親は俺を1人で育ててくれて、俺が高校を卒業すると1人で死んだ
そのとき俺はいかに世界は弱者にたいして厳しいか思い知らされた
誰も手を差し伸べてくれない…
結局は金か権力
裏ではそいつらのことを悪く言う奴らでさえ、目の前にするとペコペコ媚びへつらう
俺も母さんと同じく死のうかな…
生きていてもいいことなんて一つもない
ただせめて最後に誰か悪いやつでも1人道連れにして死んでやる…
そう思ったのは22歳にもなってからだった
そうして俺はそれから毎日死に場所を探していた…
とりあえずで働いていた会社もやめて…毎日
あるときいつものように悪人を探して街を散策していると
「すいませーん。アンケート少しよろしいですかー?」
と声をかけられた
俺は断ろうとそっちを向くと言葉につまった
そこには俺とは真逆の存在
眩しいくらいに光を纏っている
とても綺麗な女性がいた
そう…美里との初めての出会いだ
俺はなんて答えたかわからなかったが
その女性は
「ありがとうございます!ご協力いただけるってことで2,3質問させていただきます」
と眩しいくらいの笑顔でそう言った
「えー、それではまず…自分にはなにか不思議なチカラがある。なにか思い当たることはありますか?」
「え?いや…ないです」
俺がそう言うと彼女は俺の顔をジッと見てくる
俺は咄嗟に目をそらした
「えーと、じゃあ次の質問。最近不思議なことが周りでよく起こる。なにか心当たりはありますか?」
いったいこのアンケートはなんなんだ
意味不明な質問ばかりして
「いや、ないよ。もういいですか?俺急いでるんで」
俺が少しイライラしながらそう言うと、また俺の顔をジッと見つめて、いきなり俺の上着のポケットに手を突っ込んできた
そして俺のポケットからカッターを取り出して
「これは?なに?」
と言ってきた
「カッターですよ。工作とかに使う。見たことないんですか?」
「それはわかるわよ。何に使おうとしてるのか聞いてるの」
その女は、俺がやろうとしてるのを見透かしてるかのようにそう詰め寄ってくる
「いや、別にカッター持ってたくらい普通だろ。てかなんなんだよあんた…アンケート取るだけじゃねぇのか?」
俺がそう言うと、女はフーっと息を吐いて
「オッケー、わかった。あなたに嘘はつかない。正直に言うわ。あたし達は能力者と接触してるのよ」
と、そう言った
俺は部屋の中を見回す…
狭い部屋…布団とトイレ…あとは洗面台だけ
刑務所の独房と同じか
いや、刑務所と違うのはなぜかここでは俺の能力がまったく使えないということだ
さすがは鉄壁の金守一族
厄介なもの作ってやがる…
美里の白守一族も鉄壁一族だったな。あそこもこんな感じの場所があったりしてな
気づけばいつも美里のことを思い出している
ザッザッザッと誰かが来る足音が聞こえる
長年ここにいるからその足音でわかる
「金守権蔵か」
俺がそう言うと
厳重に鍵のかかったドアの横の小窓みたいなところがパカっと開き
食事が入れられる
「相澤明…食事だ」
と金守権蔵が言う
「なぁ退屈なんだ!少し話をしようぜ」
俺はそう言うが
いつものように金守権蔵は無視をしてその場からいなくなった
チッ
俺は舌打ちをし、布団の上で横になる
なんでこうなっちまった…いつからだ?
いつからこうなったんだ?
俺は目を瞑ると昔を思い出していた
────────────────
俺は小中高と友達もいなくて、いつも1人でいた…
母親は俺を1人で育ててくれて、俺が高校を卒業すると1人で死んだ
そのとき俺はいかに世界は弱者にたいして厳しいか思い知らされた
誰も手を差し伸べてくれない…
結局は金か権力
裏ではそいつらのことを悪く言う奴らでさえ、目の前にするとペコペコ媚びへつらう
俺も母さんと同じく死のうかな…
生きていてもいいことなんて一つもない
ただせめて最後に誰か悪いやつでも1人道連れにして死んでやる…
そう思ったのは22歳にもなってからだった
そうして俺はそれから毎日死に場所を探していた…
とりあえずで働いていた会社もやめて…毎日
あるときいつものように悪人を探して街を散策していると
「すいませーん。アンケート少しよろしいですかー?」
と声をかけられた
俺は断ろうとそっちを向くと言葉につまった
そこには俺とは真逆の存在
眩しいくらいに光を纏っている
とても綺麗な女性がいた
そう…美里との初めての出会いだ
俺はなんて答えたかわからなかったが
その女性は
「ありがとうございます!ご協力いただけるってことで2,3質問させていただきます」
と眩しいくらいの笑顔でそう言った
「えー、それではまず…自分にはなにか不思議なチカラがある。なにか思い当たることはありますか?」
「え?いや…ないです」
俺がそう言うと彼女は俺の顔をジッと見てくる
俺は咄嗟に目をそらした
「えーと、じゃあ次の質問。最近不思議なことが周りでよく起こる。なにか心当たりはありますか?」
いったいこのアンケートはなんなんだ
意味不明な質問ばかりして
「いや、ないよ。もういいですか?俺急いでるんで」
俺が少しイライラしながらそう言うと、また俺の顔をジッと見つめて、いきなり俺の上着のポケットに手を突っ込んできた
そして俺のポケットからカッターを取り出して
「これは?なに?」
と言ってきた
「カッターですよ。工作とかに使う。見たことないんですか?」
「それはわかるわよ。何に使おうとしてるのか聞いてるの」
その女は、俺がやろうとしてるのを見透かしてるかのようにそう詰め寄ってくる
「いや、別にカッター持ってたくらい普通だろ。てかなんなんだよあんた…アンケート取るだけじゃねぇのか?」
俺がそう言うと、女はフーっと息を吐いて
「オッケー、わかった。あなたに嘘はつかない。正直に言うわ。あたし達は能力者と接触してるのよ」
と、そう言った
