俺の能力、便意操作なんだが

如月美琴の作戦はすぐ決行しようということで、まず伊月ちゃんにイジメっ子達3人組をこの廃工場に呼び出してもらう

「大丈夫?できる?」

如月美琴が優しく伊月ちゃんに聞く

伊月ちゃんはコクリと頷き
自分のスマホを取り出し震える手で画面を操作する
如月美琴はその震える手を優しく触った

伊月ちゃんはフーッと深呼吸をし、スマホを耳にあてた

「もしもし…わたし…あの、話があるから○○のとこの廃工場まできて…う、うん…お金は…もうない……ふざけてない…いいから来て!!」
そう最後は強くいい伊月ちゃんは電話を切った

お金?お金までとってたのか?
俺の怒りが高まる

「頑張ったわね。偉いわ」

如月美琴が優しく伊月ちゃんを抱きしめる
そして俺の方をむいて

「さぁ、今度はあなたにかかってるわよ」

と言った

俺はゆっくり頷き、拳を握りしめた



俺は隠れて待っていた

伊月ちゃんが電話をしてから20分くらいしたら笑い声が聞こえてきた

廃工場に来たのはあの女3人組だけじゃなくヤンキーみたいな男2人も一緒にきた

「伊月ぃ!きてやったぞ!!めんどくせぇけどな」
と1人の女が言ってみんなで笑った

「てかなんでここに呼んだんだろうな、伊月の父親の工場。倒産して自殺したんだよな」

そう言ってまた笑った

あ、やべぇ我慢できそうにない 


「あそこの部屋に布団があってよ、そこで伊月を無理矢理抱いたんだけど泣きながら「お父さん」って言ってたぜ!さすがにちょっと萎えたわ」

そう1人の男が笑いながら言うともう1人の男が

「てか、今日俺も伊月犯していいすか?そのために呼んだんだよな?」
と言い、女達も
「やっちゃえよ!さっきの電話も生意気だったし。そうだ今度は動画も撮ろうよ」
と言ってまた笑った

ダメだ、我慢できねぇ
作戦とは違うけどあいつらぶん殴ってからでもいいだろ

そう思って横をみたら
もう如月美琴が走り出していた

ちょっと待て!お前の出番はないだろ
しかし、如月美琴は速い

あいつらの前に飛び出すとそのまま1人の男に左フックをかます
男は横に吹っ飛ぶ

もう1人の男が「なんだおめえ」と言い
そいつにむかって如月美琴は右ストレートを打つ、しかしその右手は相手の男に掴まれてしまった

俺は慌ててその男に能力を使う
その男は苦しそうにして如月の手を離すと
如月はすかさず体をひねり、下から鋭く拳を突き上げた
鈍い音とともに、男の体がガクッと折れ曲がる。

お前だけなに暴れてんだよ!俺だってもう我慢の限界なんだ

俺もみんなの前に出て行った

しかし如月美琴は俺を見るとキョロキョロ辺りを見渡し
「あ、間違えました」と言って一礼をし
俺の近くにきて「作戦続行で…」と申し訳無さそうにいってそそくさと消えて行った

え?ここから作戦続行?ちょっと無理じゃない?

でも仕方ない。一旦怒りを抑えて作戦通りにするしかない
俺は当初の予定通りこう言った

「お、おい…!伊月ちゃ…伊月はオラの女だぞぉ!」

ヤベェめっちゃ噛んだし、これ無理じゃない?