睨み合いの中、ママが素早く動いた
体を低く沈め、一気に相澤明の懐へ滑り込む。その勢いのまま、拳を下から突き上げた。
だが、相澤明は軽く体をひねり、その一撃をいともたやすくかわした
それでもママは攻撃をやめない
体をひねりながら、回し蹴りを放つ
これは相澤明に脚を掴まれた
だがその体勢のまま、体を逆方向にひねり、もう一方の足で逆回転の回し蹴りを放った
ママの脚が相澤明の顔面を直撃する
相澤明は少しフラつく、ママは追い討ちをかけようと一気に相澤明の懐に入る
相澤明が拳を振り上げる。ママはその腕を片手で受け止めた
だが次の瞬間、相澤明が逆の手でママの手首を掴む
ママも反射的にもう一方の手で相澤明の腕を掴み返す
気づけば二人の手ががっしりと組まれ、力比べの体勢になっていた
「バカか美里!!力で男に勝てると思うなよ!」
「バカはあんたよ!あんたはもう罠にかかってるって言ったでしょ!?」
「この状況で罠もクソもねえよ!オラぁ!」
やはり力ではかなわないのかママが押されてくる
「さっきあたしが後ろの方に叫んだから、仲間はあたしの後ろにいると思ってるでしょ?」
相澤明はまさかというような顔をした
ママは相澤明の後ろの方を見ながら
「今よ!!あたしが掴んでるからそのままやって!!!」
と叫んだ
相澤明は無理やりママの手を振りほどき、焦りに駆られて後ろを振り返った
しかしそこに誰もいない
相澤明は一瞬、硬直した。
「イイ女ってね、嘘も上手いのよ」
何かを悟り、息を呑む。
そして振り返ったその時、ママの渾身の右ストレートが相澤明の顔面をとらえた
相澤明は吹っ飛んで床に転がる
ママはゆっくり相澤明に近づいた
相澤明は顔を上げて
「美里ぉ!!テメェ騙したな!!」
と睨みつける
「それとね、女の嘘を笑って許せるのがイイ男よ」
と言って相澤明の顔面に下から突き上げるパンチを喰らわせた
相澤明は殴られた勢いでゴロゴロと転がり動かなくなった
「またあたしの勝ちね、アキラくん」
そうママは言い、フーッと息を吐いた
そしてあたしの方にきて
「美琴ごめん、もうちょっと待ってね」
といい、さっきあたしを縛っていたロープを取り上げた
そしてまた相澤明のところへ戻るときに
「健一くんも、ごめんだけどもうちょっと待っててね」
と言った
ママが相澤明の手を後ろでくませて手首をロープで結ぶと
「金守さーん!!たぶんもう大丈夫だから出てきていいわよー!!…あっ!くるとき袋持ってきてー!!」
と叫んだ
すると体がゴツく、スキンヘッドのオジサンが出てきた
「白守美里、お前はホントにすごいやつだ…白守家の中でもここまでの人は見たことがない」
と金守さんらしき人は言った
「金守さんもすごかったよ。あんなにすぐ相澤明の能力に対応できるなんて。ホント助かったわ」
そう言いながら受け取った袋を相澤明の頭にスッポリ被せる
そしてどこかに電話をかけた
「もしもし、白守です。…はい、相澤明を捕まえました。すぐ来てください場所は…」
ママが電話で話をしてると、金守さんがおじちゃんのところにきた
「大丈夫か?」
「あぁ…はい…あの、助かりました。首の骨粉々にされるところでした」
「いや、もっと早く来れたらよかったんだがな、スマン…」
「い、いえ、謝らないでください。本当にありがとうございました」
金守さんはハハハと笑いコッチをチラッと見た
そしてあたしのところへ来て
「美琴ちゃんだったかな?君のママ、すごく強くてカッコいいね。君も大きくなったらママのような誰かを守れるヒーローになるんだよ」
と言った
あたしもママのように強くてカッコいいヒーローになりたいと思った
「今すぐ来るってさ、あと健一くんの病院も組織が手配してくれるから、来たらそのまま乗っていって」
ママが電話を終わってそう言う
「あ、あの美里さん…」
「…なに?健一くん」
「美琴ちゃんを危険に晒してごめんなさい。守るとか言っておきながら、こんなことして…」
おじちゃんが言いかけてるときにママはしゃがんでおじちゃんを優しく抱きしめた
「健一くん…美琴を守ってくれてありがとう…健一くんがいなかったら美琴はどうなってたか…」
「み、み、美里さん!!そんな!俺がそもそも…」
「足…あたしがなんとかするからね。きっと治せる。あたしと美琴を動物園に連れていってくれるんでしょ?」
おじちゃんは静かに微笑んで
「……はい。」
と言った
ママはおじちゃんから離れるとあたしの方を向いて手を開いた
「ママ!!」
あたしは抑えていた感情が溢れたかのように泣いてママの胸に走っていった
あたしを力強く抱きしめるママも
「ごめんね…ごめんね…」
と嗚咽で声が震えていた
体を低く沈め、一気に相澤明の懐へ滑り込む。その勢いのまま、拳を下から突き上げた。
だが、相澤明は軽く体をひねり、その一撃をいともたやすくかわした
それでもママは攻撃をやめない
体をひねりながら、回し蹴りを放つ
これは相澤明に脚を掴まれた
だがその体勢のまま、体を逆方向にひねり、もう一方の足で逆回転の回し蹴りを放った
ママの脚が相澤明の顔面を直撃する
相澤明は少しフラつく、ママは追い討ちをかけようと一気に相澤明の懐に入る
相澤明が拳を振り上げる。ママはその腕を片手で受け止めた
だが次の瞬間、相澤明が逆の手でママの手首を掴む
ママも反射的にもう一方の手で相澤明の腕を掴み返す
気づけば二人の手ががっしりと組まれ、力比べの体勢になっていた
「バカか美里!!力で男に勝てると思うなよ!」
「バカはあんたよ!あんたはもう罠にかかってるって言ったでしょ!?」
「この状況で罠もクソもねえよ!オラぁ!」
やはり力ではかなわないのかママが押されてくる
「さっきあたしが後ろの方に叫んだから、仲間はあたしの後ろにいると思ってるでしょ?」
相澤明はまさかというような顔をした
ママは相澤明の後ろの方を見ながら
「今よ!!あたしが掴んでるからそのままやって!!!」
と叫んだ
相澤明は無理やりママの手を振りほどき、焦りに駆られて後ろを振り返った
しかしそこに誰もいない
相澤明は一瞬、硬直した。
「イイ女ってね、嘘も上手いのよ」
何かを悟り、息を呑む。
そして振り返ったその時、ママの渾身の右ストレートが相澤明の顔面をとらえた
相澤明は吹っ飛んで床に転がる
ママはゆっくり相澤明に近づいた
相澤明は顔を上げて
「美里ぉ!!テメェ騙したな!!」
と睨みつける
「それとね、女の嘘を笑って許せるのがイイ男よ」
と言って相澤明の顔面に下から突き上げるパンチを喰らわせた
相澤明は殴られた勢いでゴロゴロと転がり動かなくなった
「またあたしの勝ちね、アキラくん」
そうママは言い、フーッと息を吐いた
そしてあたしの方にきて
「美琴ごめん、もうちょっと待ってね」
といい、さっきあたしを縛っていたロープを取り上げた
そしてまた相澤明のところへ戻るときに
「健一くんも、ごめんだけどもうちょっと待っててね」
と言った
ママが相澤明の手を後ろでくませて手首をロープで結ぶと
「金守さーん!!たぶんもう大丈夫だから出てきていいわよー!!…あっ!くるとき袋持ってきてー!!」
と叫んだ
すると体がゴツく、スキンヘッドのオジサンが出てきた
「白守美里、お前はホントにすごいやつだ…白守家の中でもここまでの人は見たことがない」
と金守さんらしき人は言った
「金守さんもすごかったよ。あんなにすぐ相澤明の能力に対応できるなんて。ホント助かったわ」
そう言いながら受け取った袋を相澤明の頭にスッポリ被せる
そしてどこかに電話をかけた
「もしもし、白守です。…はい、相澤明を捕まえました。すぐ来てください場所は…」
ママが電話で話をしてると、金守さんがおじちゃんのところにきた
「大丈夫か?」
「あぁ…はい…あの、助かりました。首の骨粉々にされるところでした」
「いや、もっと早く来れたらよかったんだがな、スマン…」
「い、いえ、謝らないでください。本当にありがとうございました」
金守さんはハハハと笑いコッチをチラッと見た
そしてあたしのところへ来て
「美琴ちゃんだったかな?君のママ、すごく強くてカッコいいね。君も大きくなったらママのような誰かを守れるヒーローになるんだよ」
と言った
あたしもママのように強くてカッコいいヒーローになりたいと思った
「今すぐ来るってさ、あと健一くんの病院も組織が手配してくれるから、来たらそのまま乗っていって」
ママが電話を終わってそう言う
「あ、あの美里さん…」
「…なに?健一くん」
「美琴ちゃんを危険に晒してごめんなさい。守るとか言っておきながら、こんなことして…」
おじちゃんが言いかけてるときにママはしゃがんでおじちゃんを優しく抱きしめた
「健一くん…美琴を守ってくれてありがとう…健一くんがいなかったら美琴はどうなってたか…」
「み、み、美里さん!!そんな!俺がそもそも…」
「足…あたしがなんとかするからね。きっと治せる。あたしと美琴を動物園に連れていってくれるんでしょ?」
おじちゃんは静かに微笑んで
「……はい。」
と言った
ママはおじちゃんから離れるとあたしの方を向いて手を開いた
「ママ!!」
あたしは抑えていた感情が溢れたかのように泣いてママの胸に走っていった
あたしを力強く抱きしめるママも
「ごめんね…ごめんね…」
と嗚咽で声が震えていた
