俺の能力、便意操作なんだが

朝ご飯を食べているとママが起きてきた

「おはよ…ごめんね健一くん、なにからなにまで…」

「まだ眠そうですね(笑)寝ててもいいんですよ」

「んーん、だいじょぶ…。美琴、美味しい?」

あたしはコクンと頷きながらご飯を食べてる

「ホントに美味しそうに食べてるわね。美琴、ちゃんとお兄ちゃんありがとうって言わなきゃね」

「いやいや、大丈夫ですよ。美味しそうに食べてくれるだけで俺は嬉しいですから」

「健一くん、それはダメよ。それだと美琴のために良くないわ。ちゃんとありがとう、ごめんなさいを言える人になって欲しいの。ね?美琴」

あたしはシュンとして
「お兄ちゃん…ありがとう…」
と言った

「はい、どういたしまして。でもお兄ちゃんじゃなくて、おじさんでいいからね」

「健一くんがおじさんなら、あたしはオバさんじゃん」

「み、美里さんはすごく若く見えるしオバさんじゃないです」

「あたしは見た目は若いけど実際は若くないってことね」

「違いますって!俺と2つしか違わないじゃないですか!美里さんは若いですって」

「冗談よ」

「んもう!からかわないでくださいよ。でもホントにお兄ちゃんって呼ばれるのに違和感があるんですよ」

そこであたしがなにを思ったのか
「おじちゃん…」
とボソッと言った

「え?美琴ちゃん今おじちゃんって言った?うんうん!おじちゃんでいいよ!もっかい言ってみてくれない?」

「おじちゃん」

「はーい、おじちゃんいいね!おじちゃん決定で!俺はおじちゃんです」

そう言っておじちゃんはすごく嬉しそうだった


あたしは先に食べ終わりお絵描きをしていると

「んー、美琴ちゃん絵上手だね!それキリンさんでしょ?」

とおじちゃんが言ってきたからコクンと頷いた

「これはゾウさんで、これはライオンでしょ?」

当たっているのでまたコクンと頷いた

「美琴ちゃん動物好きなの?」

「うん…好き」

「そっかぁ、じゃあ今度動物園行こうか?」

「どう…ぶつえん?」

「動物園わからない?動物園ってね、キリンとかゾウとかライオンとかいろんな動物がいっぱいいるんだよ」

「すごい!行きたい!」

「うん。じゃあ今度美琴ちゃんとママとおじちゃんの3人で行こう」

「今日は?今日行きたい」

「美琴、わがまま言わないで」

「いや美里さん、俺が悪いんで。美琴ちゃんごめんね…今日は行けないけど、近いうちに必ず行こう」

あたしはショボンとして
「うん」
と小さい声で言った


ご飯を食べ終わったおじちゃんは

「美里さん。俺はこれから組織に行きますね。相澤のことなにか掴んでるかもしれないし」

と言った


「うん、お願い。あ、くれぐれも…」

「わかってますって!美里さんたちはどこかに隠れているけど、俺もどこにいるかわからないって事にしとくんで」

「ありがとう。助かるわ」


おじちゃんは出ていった

おじちゃんが出て行ってからあたしはまたお絵描きをした
ママは台所で食器を洗ったり、掃除や洗濯などしていた

あっというまにお昼になり、お昼ごはんは朝の残ったものを温めてママと食べた

それから少ししてあたしは眠くなり
「美琴、お昼寝しなさい」
とママが言ったので横になって寝た


どれくらい寝たかわからないが
ママの携帯の音で目が覚めた

「もしもし…ええ…ホントですか?今日は…まだ何時になるか、また後で連絡します」

そう誰かと会話して電話を切った

「ごめん美琴、起こしちゃったね。また寝てもいいのよ」

そう言うママだがあたしは首をふった

「美琴あのね、ママちょっとお出かけしなきゃいけなくなったから、おじちゃん帰ってきたらおじちゃんと2人でいてくれる?」

「ママどこいくの?」

「うーん、ママちょっと人と会うの。でもすぐ帰ってくるから、少しの間おじちゃんと待っててくれる?」

あたしはイヤだったがコクンと頷いた


それからすこししたらおじちゃんが大きい紙袋を持って帰ってきた

ママはすぐに
「健一くんごめん。ちょっと人と会ってくるから美琴のことお願いしていい?1時間か遅くても2時間で帰ってくるから」
と言った

「え、ええ。それはいいんですけど…会うって誰とですか?」

「ほら昨日の夜言ったじゃない、探してる能力者と近いうち会えるって」

「あぁ!わかりました。大丈夫です、美琴ちゃんは俺に任せてください」

「ありがと!美琴、おじちゃんの言う事ちゃんと聞くのよ。じゃあ健一くんお願いね」

そう言って電話をかけながら慌てて出ていった

あたしはママがいなくなって不安になり、そのまま玄関を見ていた

「美琴ちゃん。お絵描きしよっか、おじちゃんにいっぱい動物描いてみせて」

そう言うおじちゃん

あたしは仕方なくコクンと頷き
テーブルでお絵描きし始めた

ママが出ていって10分くらいしたとき

「あ、そうだ忘れてた。おじちゃんね美琴ちゃんにいいもの買ってきたんだ」

と言ってさっきの大きな紙袋を持ってきた

「これね…」

そう言っておじちゃんが紙袋を開けようとしたとき

ピンポーン

とインターホンが鳴った

「ん?美里さん忘れ物かな」

おじちゃんが玄関にむかうと

「お届け物でーす」と声が聞こえた

おじちゃんは「あぁ、はいはーい」と言って玄関の鍵をあけドアをあける

あたしはドアの先にいるのがただの配達員だとは思わなかった

緑のオーラが見える
能力者だ

おじちゃんは急にフラフラしてその緑オーラの人にもたれかかる

緑オーラの人はゆっくりとおじちゃんを床におく

そしてこっちを見て

「こんにちはクソガキ。そしておやすみ」

と言うとあたしは急に眠くなって目の前が暗くなった