もともと、彼女から話しかけられることも、僕から話しかけることもなかったのだから、違和感は感じなかった。
日が経つにつれて、最初は頭から離れなかった彼女の存在も、いつしか消えてしまった。
僕は彼女を、好きにはなれなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
いつかの昼休み、たまには屋上で食べようと思い、屋上へと向かう。
学校の周りには高い建物がないから風が凄く気持ちいい。僕は屋上が大好きだ。なんせ、人が少ないから余計好きだ。
ふと、彼女が絵を描いている姿を見つけた。
彼女も僕の存在に気がついた。
あの時のように僕に近づいてくる。
目の前に立つと、こう言った。
「私のこと、好きになった?」
彼女はもう、そのことを忘れてしまっていると思っていた。僕が彼女に対して芽生えた感情も、とうに消えてしまっていた。どう返事しようか悩んでいると、彼女は言った。
「私を早く好きになってよ。」
と。
戸惑うことしかできなかった。
彼女を好きになりかけた。でもその気持ちは、今はもうない。
彼女のことを好きになりかけた過去には、もう戻れない。
どうして彼女は、僕にこだわるのだろうか。
僕は、特別カッコいいわけでも、めちゃくちゃスポーツ万能な訳でもない。女子から話しかけられることとは程遠い場所にいる。1人で自分の人生を楽しんでいる。ごくごく普通の男子高校生だ。
それなのに彼女は、どうして僕に「好きになって」と言ったのだろうか。
ーーーーーーーーーーーーーーー
彼女も、僕と同じ1人で過ごす人だ。
誰とも戯れず、話もせず、1人で淡々と過ごすあの姿はやはり儚いものだ。
彼女を儚いと思っているのは、もしかしたら僕だけかもしれない。もはやそれでもいい。だって彼女は、本当に儚いのだから。
日が経つにつれて、最初は頭から離れなかった彼女の存在も、いつしか消えてしまった。
僕は彼女を、好きにはなれなかった。
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いつかの昼休み、たまには屋上で食べようと思い、屋上へと向かう。
学校の周りには高い建物がないから風が凄く気持ちいい。僕は屋上が大好きだ。なんせ、人が少ないから余計好きだ。
ふと、彼女が絵を描いている姿を見つけた。
彼女も僕の存在に気がついた。
あの時のように僕に近づいてくる。
目の前に立つと、こう言った。
「私のこと、好きになった?」
彼女はもう、そのことを忘れてしまっていると思っていた。僕が彼女に対して芽生えた感情も、とうに消えてしまっていた。どう返事しようか悩んでいると、彼女は言った。
「私を早く好きになってよ。」
と。
戸惑うことしかできなかった。
彼女を好きになりかけた。でもその気持ちは、今はもうない。
彼女のことを好きになりかけた過去には、もう戻れない。
どうして彼女は、僕にこだわるのだろうか。
僕は、特別カッコいいわけでも、めちゃくちゃスポーツ万能な訳でもない。女子から話しかけられることとは程遠い場所にいる。1人で自分の人生を楽しんでいる。ごくごく普通の男子高校生だ。
それなのに彼女は、どうして僕に「好きになって」と言ったのだろうか。
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彼女も、僕と同じ1人で過ごす人だ。
誰とも戯れず、話もせず、1人で淡々と過ごすあの姿はやはり儚いものだ。
彼女を儚いと思っているのは、もしかしたら僕だけかもしれない。もはやそれでもいい。だって彼女は、本当に儚いのだから。

