食事を食べ終わり、神々に再び感謝すると、私はスミアが食べ終わるのを待った。あまり時間差なくスミアが食べ終わる。
食事後は話し始めても良いことになっている。そして、いつ食堂から出ても良いようになっている。一応七の鐘が鳴る前に出なければならないという仕組みと、ルームメイトとともに行動し始めなければならないという仕組みはある。
大抵の者は外に出て、ほかの友人と話をすることが多い。私とスミアは食事の後はさっさと部屋に帰って、二人きりで過ごすことが多かった。スミアも静かな時間を大切にしたいタイプだ。
「行きましょうか、プレノ」
「うん」
今日の食器洗い担当は私たちではない、別の人たちだ。それは孤児たちの中で交代で行われる。そのグループ分けは院長様がしているらしい。私とスミアは同じグループだ。
「では、わたくしはこれで失礼します。おやすみなさい」
スミアが自分の友人にそう言い、シエルに少し手を振ってから、私の手を引いて食堂を出る。私は半ば引っ張られるようになりながら、スミアについていく。
スミアがこうして導いてくれるのはいつものことだった。割とぼーっとしていて抜けていて、誰かの指示がないとさっと動かない私のことを、スミアはとても幼いころから知っている。
彼女の一番初めの友達は、私だったのだ。二歳のころ、彼女が孤児院に入ってきたとき、なんて美しい子なんだろうと思ったのを、なぜか今も覚えている。そして彼女も、この子は守らなければならない、と思ったことを今でも覚えているらしい。人の記憶能力とは不思議なものだ。
「プレノ。星を見に行かない?」
「星読み様の所へ行くの?」
唐突に話しかけられた言葉に、私はすぐに反応することができた。
「そうね、それもいいかもしれないわ。ええ、そうしましょうか。目的地は、星読み様が住まう星ノ宮よ」
星読み。それは、星の動きを読んで予言をし、些細な瞬きから神の神託を読み取る者のこと。その才は幼き頃から発揮されるらしく、これは能力がある者しかなれない。努力でどうにかなる仕事ではないのだ。
彼らは重宝される。だから特別な離宮を与えられている。一般人、ましてや私たちは孤児だが、彼らの元へ遊びに行くことを許されている。
星読みは偉大な仕事をするものだけれど、私たちと同じ人間だからだ。私たちも人間だから、面会するのは妨げられない。この制度も、実は院長様が作ったそうだ。
———孤児たちに希望を見せたい。
そう彼女が希望したそうだ。星読み様たちはもともと寛大なお方が多い。私たちは良く星読み様の所に行っては、星のことを教えてもらっていた。
スミアはどうやら外の空気を吸いたかっただけだったようだが、星読み様の所に行くのも良いと思ったらしい。少し彼女の足取りが軽くなった。
食事後は話し始めても良いことになっている。そして、いつ食堂から出ても良いようになっている。一応七の鐘が鳴る前に出なければならないという仕組みと、ルームメイトとともに行動し始めなければならないという仕組みはある。
大抵の者は外に出て、ほかの友人と話をすることが多い。私とスミアは食事の後はさっさと部屋に帰って、二人きりで過ごすことが多かった。スミアも静かな時間を大切にしたいタイプだ。
「行きましょうか、プレノ」
「うん」
今日の食器洗い担当は私たちではない、別の人たちだ。それは孤児たちの中で交代で行われる。そのグループ分けは院長様がしているらしい。私とスミアは同じグループだ。
「では、わたくしはこれで失礼します。おやすみなさい」
スミアが自分の友人にそう言い、シエルに少し手を振ってから、私の手を引いて食堂を出る。私は半ば引っ張られるようになりながら、スミアについていく。
スミアがこうして導いてくれるのはいつものことだった。割とぼーっとしていて抜けていて、誰かの指示がないとさっと動かない私のことを、スミアはとても幼いころから知っている。
彼女の一番初めの友達は、私だったのだ。二歳のころ、彼女が孤児院に入ってきたとき、なんて美しい子なんだろうと思ったのを、なぜか今も覚えている。そして彼女も、この子は守らなければならない、と思ったことを今でも覚えているらしい。人の記憶能力とは不思議なものだ。
「プレノ。星を見に行かない?」
「星読み様の所へ行くの?」
唐突に話しかけられた言葉に、私はすぐに反応することができた。
「そうね、それもいいかもしれないわ。ええ、そうしましょうか。目的地は、星読み様が住まう星ノ宮よ」
星読み。それは、星の動きを読んで予言をし、些細な瞬きから神の神託を読み取る者のこと。その才は幼き頃から発揮されるらしく、これは能力がある者しかなれない。努力でどうにかなる仕事ではないのだ。
彼らは重宝される。だから特別な離宮を与えられている。一般人、ましてや私たちは孤児だが、彼らの元へ遊びに行くことを許されている。
星読みは偉大な仕事をするものだけれど、私たちと同じ人間だからだ。私たちも人間だから、面会するのは妨げられない。この制度も、実は院長様が作ったそうだ。
———孤児たちに希望を見せたい。
そう彼女が希望したそうだ。星読み様たちはもともと寛大なお方が多い。私たちは良く星読み様の所に行っては、星のことを教えてもらっていた。
スミアはどうやら外の空気を吸いたかっただけだったようだが、星読み様の所に行くのも良いと思ったらしい。少し彼女の足取りが軽くなった。



