5月4日、父の兄にあたる方がなくなりました。私は単におじさんとしか呼べませんでした。幼いころは、豪快で、大酒飲みだったおじさんを怖がってしまい、簡単には近寄れませんでしたが、決して悪い人ではないなと分かってきて、時々、お話もさせてもらったりしました。大変明るい方で、何とかなるよ、なんてゲラゲラとわらい、お酒を飲みながら、歌を歌うのが印象に残っています。
残念ながら、葬儀の日は、演奏の仕事が入ってしまいまして、出席できなかったので、本日、お線香をあげさせて頂きました。正喪装、つまり黒紋付も出す暇がなく、ピンクの色無地に黒の帯でしたが、申し訳なかったです。でも、おじさんのご家族は許してくださいました。
本当に、父の実家の人は、明るくて、豪快、オープンな関係の方が多くおられました。いつもあつまると、にこやかな顔をして、元気で明るく、パーッといこう！と言う方が多かったですね。悩みごとがありましても、大丈夫、時間が経てばなんとかなるよ、今日は、うまいもん食べて忘れようぜ！なんて言う方が多かったです。悩んでいるときに、ショッピングモールに連れていってくれたり、カラオケで盛り上がり、なんてこともよくありました。
そういうわけだからでしょうか、父本人も、基本的に明るく元気な人で、ものを作るのが好きな人です。それは多分、そんな明るい環境だったからかもしれません。
明るくて、陽気で元気で友達もいっぱい、そんなおじさんでしたので、たくさんの方が葬儀にでていたそうです。お金を、何円残すとか、そういうことよりも、いろんな人に感動を与えられる人生の方が、より感動的なのではないか、と思いました。
本当に、そんなおじさんが、木の枝がポキッと折れてしまったように逝ってしまったのが、残念でなりません。
結びに、長歌を一つ、書かせていただきまして、
お別れとさせていただきます。
本当に、ありがとうございました。

時たちて、ふりかえるとき、笑みながら、
辛いことでも、笑みながら
悲しきことも、笑みながら
笑いに変えり、豪快に、
歌い続ける、その笑顔なら。

どの時も、笑みを忘れず、豪快に
どんなことでも、笑いを飛ばす。