(ただし)くん、放課後ちょっといいかな?」
 
仁藤(にとう)さん。大丈夫だよ」
 
 同じ学級委員の仁藤さんから呼び出され、ぼくは仁藤さんと放課後の教室で二人っきり。
 
「正くん、ずっと前から好きでした。私と付き合ってくれませんか?」
 
「え?」
 
 ぼくは、人生初めての告白をされた。
 親友の好きな人から。