ある日から突然私は無視され始めた。きっかけは下らない物だろう。ただLINEの内容とか少し喧嘩したとか多分そんな事だ。でもそんな些細なことが私達にとっては重大な事だった。
彼女等はこれまでの失敗や怒りの原因を私にする事で自分を見つめることを放棄した。彼女等が優越感に浸る代わりに私は劣等感に浸る羽目になった。
「くだらない、、、本当に馬鹿ばっかりだ。」
唇をかみしめる。ビショビショに濡れた制服が体に張り付いて気持ち悪い。カバンまで濡らされて中身が大丈夫なのか心配になる。彼女等は陰湿で姑息な弱虫だ。誰見ていない時にばかり私を劣等感に沈める。仕返しされるのが怖くて私の周りの人の名前を出す事で安心している。私を虐めるくせに先生に反抗する程の度胸も無い。そんなダサい奴等に虐められている自分が嫌になる
「あ〜あ、死にて〜〜」
誰も周りにいない事を確認して大きめの声で言う。
本心だ、そしてもう一つ彼奴等を殺してやりたい。心臓を刺して顔面がグチャグチャになるぐらい殴って体を何回も何十回もズタズタに刺してそこら辺の海の中に捨てて魚の餌にしてやりたい。
ァぁぁぁぁぁっ!!!苛つくイラつく!!考えれば考えるほどむしゃくしゃする。きっとプリントがビチョビチョに濡れて何も書けなかったと先生に言っても怒られるだけだ。誰も私の話など聞かない聞く耳すら持たないくせに都合が悪くなるとすぐ、
ずっと前から味方してました!みたいな顔をする奴等ばっかりで嫌になる。なんなんだよっ!どうしたら正解なんだよ。なんなんだよこの世界は?ただグラフィックだけが綺麗なクソゲーじゃねぇか!!怒りに身を任せて早歩きで家に帰る。家族と言葉も交わさずに自分の部屋に入る。毛布に包まって目を瞑る。瞼の裏を見ていると、だんだん自己嫌悪が強くなってくる。
なんで嫌だと言えなかったの?「言えるわけ無いだろ」
大人に真剣に相談したことはあるの?「誰が信じる」
心の中だけで言ってるんじゃない?「何様だよ」
きっと相手も理由があるんじゃない?「あるわけ無いだろ」
他に頼れる人いないの?「居ねぇからこうなってんだよ」
この先良い事があるかもよ?「今を見てくれよ」
大丈夫?「な訳無いだろうが!見て分かんねぇのか」
頑張って「これ以上にどうしろと言ってんだ」
あぁ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい殺したい憎悪、殺意、希死願望、色々なものが心の奥底から沸々と湧き上がる。もうやってしまおう。全て終わりにすれば楽になれる。一度思うと止まらなくなってきて、身体の疲弊で頭も上手く回転しなくなってきた。深夜、家族がみんな寝静まった頃、静かに台所に行く。フルーツナイフを手にとって部屋へと戻る
ふと手紙はいるかな?と思った。数秒考えて彼奴等の人生に大きな傷跡をつけてやろうと思って、虐めてきた奴等全員の名前と私の心を踏みにじった先生の名前を書いた。こいつらのしてきた事のせいでは自分は死んだと書いた。
「フフッアハハッ!!どうだ?お前等のせいで人が死ぬぞ?もしかしたらテレビに出れるかもなぁ?良かったなぁ」
思わず声が出る。やべっと思ったがまぁ死ぬんだしいっかと考え直した。ベッドに置いていたナイフを手にとって自分の中心に向かって勢いよく突き刺す。ビチャッ周りに飛び散る自分の血ベッドが真っ赤に染まった。バフッと布団に倒れる。自重でナイフが深くに刺さった。ドクドクと血液が体外へ出される。とてつもない痛みと大量出血で意識が朦朧とする。楽になれた嬉しさで口角が上がる。
地獄で、、後悔しろ、、