「ポチちゃん、こっちでお話しよう」
「うん!」
ミッケちゃんに手を引かれてやってきたのは、ポチが起きたお部屋だ。
「今までわたしとリルムちゃんで使っていたけど、今日からはポチちゃんも一緒なんだって!」
「そうなんだ! ミッケちゃんリルムちゃんと一緒なんだね」
ポチ、ミッケちゃんとリルムちゃんと一緒なんだ。
ひとりじゃないのは、寂しくなくていいなあ。
「リルムちゃん、今日から宜しくね!」
「ポチちゃん、リルムの事怖くない?」
「えっ? 何でリルムちゃん怖がるの?」
「リルム、悪魔族だから」
あれ?
リルムちゃんが悲しい顔をしてうつむいちゃった。
悪魔族って何だろう?
うーん、確かに頭に小さい角っぽいのもあるし、小さな羽もあるけど何かあるのかな?
「ポチちゃん。リルムちゃんは、頭に角とかあるから怖がれているんだって」
「えー、何で? カッコいいじゃん!」
「カッコいい?」
「そうだよ。リルムちゃんの角も羽もカッコいいよ!」
「カッコいいなんて、初めて言われたよ」
リルムちゃんは全く怖いよね。
ポチにない角や羽があるし、とってもカッコいいじゃん!
「うぅ……」
「あれ? リルムちゃん泣いちゃった? ポチが何か言っちゃった?」
「違うの」
「あはは。リルムちゃんはポチちゃんに怖がられなかったから嬉しいんだよね」
「……うん」
「そっか、良かったよ。変なこと言ったかと焦ったよ」
いきなりリルムちゃんが泣き出したからビックリしたしたけど、ミッケちゃんが喜んでくれたって説明してくれたよ。
ビックリしたけど、ポチは何だか安心したからミッケちゃん一緒にリルムちゃんに抱きついちゃった。
「ポチちゃん、ちょっと苦しいよう」
「あっ、ごめんねリルムちゃん」
「あはは!」
リルムちゃんも泣き止んで、ちょっと笑ってたよ。
うん、やっぱり笑ったほうが良いよね!
「さてさて、改めて自己紹介。わたしはミッケ。猫獣人で六歳なんだ」
ミッケちゃんは、元気いっぱいのお姉ちゃんって感じの女の子なんだ。
短い髪の毛の色も三毛色。
三毛の毛色だからミッケちゃんなんだ。
「わたしはリルムです。悪魔族だけど、人間とハーフなんだって。ミッケちゃんと同じ六歳です」
リルムちゃんは少し長めの銀髪で、小さな角と羽があって、耳がポチよりもちょっと長めなの。
半分だけ悪魔族で半分人間だと何が違うんだろう?
しっかりしたおとなしい性格だよ。
「ポチはポチだよ! 犬獣人? もうすぐ六歳だよ!」
「えっ、ポチちゃん同い年なんだ」
「うん、確か後三ヶ月位で六歳だよ!」
「やっぱり小さいよね」
「ポチはちっちゃくても、もうすぐ六歳!」
リルムちゃんがポチの年齢を聞いてとてもビックリしていたけど、もうすぐポチも六歳だよ!
豆柴だから、普通の犬よりも小さいだけだもん。
「普段は皆どうしているの? 男の子は皆いなくなったから」
「お手伝いに行ったよ。今日は荷物運びかな?」
「私達は小さいけど、出来るお手伝いしてお金を稼いでいるんだ」
「そうなんだ! ポチもお手伝いするよ。ミッケちゃんとリルムちゃんは何のお手伝いしているの?」
「あたしは商店街のお店のお手伝いとか、草むしりとかやってるよ」
「わたしもお店のお手伝いしてるよ。本当はね、孤児院は領主様のおかげで働かなくても大丈夫なんだって。でも、みんな孤児院を出た後の為にお手伝いしているんだよ」
ミッケちゃんとリルムちゃんが教えてくれたけど、リルムちゃんは色々と物知りだなあ。
「ミッケちゃんとリルムちゃんは、今日はお手伝いしないの?」
「今日は早目に昼食食べたら、お手伝いにいくよ」
「確かパン屋さんで売り子するんだよね」
「ポチもお手伝い出来るかな?」
「昼食の時にシスターさんに聞いてみようね」
ミッケちゃんとリルムちゃんが売り子だったら、いっぱいお客さん来そうだなあ。
ポチもみんなのお手伝い出来るかな?
「うん!」
ミッケちゃんに手を引かれてやってきたのは、ポチが起きたお部屋だ。
「今までわたしとリルムちゃんで使っていたけど、今日からはポチちゃんも一緒なんだって!」
「そうなんだ! ミッケちゃんリルムちゃんと一緒なんだね」
ポチ、ミッケちゃんとリルムちゃんと一緒なんだ。
ひとりじゃないのは、寂しくなくていいなあ。
「リルムちゃん、今日から宜しくね!」
「ポチちゃん、リルムの事怖くない?」
「えっ? 何でリルムちゃん怖がるの?」
「リルム、悪魔族だから」
あれ?
リルムちゃんが悲しい顔をしてうつむいちゃった。
悪魔族って何だろう?
うーん、確かに頭に小さい角っぽいのもあるし、小さな羽もあるけど何かあるのかな?
「ポチちゃん。リルムちゃんは、頭に角とかあるから怖がれているんだって」
「えー、何で? カッコいいじゃん!」
「カッコいい?」
「そうだよ。リルムちゃんの角も羽もカッコいいよ!」
「カッコいいなんて、初めて言われたよ」
リルムちゃんは全く怖いよね。
ポチにない角や羽があるし、とってもカッコいいじゃん!
「うぅ……」
「あれ? リルムちゃん泣いちゃった? ポチが何か言っちゃった?」
「違うの」
「あはは。リルムちゃんはポチちゃんに怖がられなかったから嬉しいんだよね」
「……うん」
「そっか、良かったよ。変なこと言ったかと焦ったよ」
いきなりリルムちゃんが泣き出したからビックリしたしたけど、ミッケちゃんが喜んでくれたって説明してくれたよ。
ビックリしたけど、ポチは何だか安心したからミッケちゃん一緒にリルムちゃんに抱きついちゃった。
「ポチちゃん、ちょっと苦しいよう」
「あっ、ごめんねリルムちゃん」
「あはは!」
リルムちゃんも泣き止んで、ちょっと笑ってたよ。
うん、やっぱり笑ったほうが良いよね!
「さてさて、改めて自己紹介。わたしはミッケ。猫獣人で六歳なんだ」
ミッケちゃんは、元気いっぱいのお姉ちゃんって感じの女の子なんだ。
短い髪の毛の色も三毛色。
三毛の毛色だからミッケちゃんなんだ。
「わたしはリルムです。悪魔族だけど、人間とハーフなんだって。ミッケちゃんと同じ六歳です」
リルムちゃんは少し長めの銀髪で、小さな角と羽があって、耳がポチよりもちょっと長めなの。
半分だけ悪魔族で半分人間だと何が違うんだろう?
しっかりしたおとなしい性格だよ。
「ポチはポチだよ! 犬獣人? もうすぐ六歳だよ!」
「えっ、ポチちゃん同い年なんだ」
「うん、確か後三ヶ月位で六歳だよ!」
「やっぱり小さいよね」
「ポチはちっちゃくても、もうすぐ六歳!」
リルムちゃんがポチの年齢を聞いてとてもビックリしていたけど、もうすぐポチも六歳だよ!
豆柴だから、普通の犬よりも小さいだけだもん。
「普段は皆どうしているの? 男の子は皆いなくなったから」
「お手伝いに行ったよ。今日は荷物運びかな?」
「私達は小さいけど、出来るお手伝いしてお金を稼いでいるんだ」
「そうなんだ! ポチもお手伝いするよ。ミッケちゃんとリルムちゃんは何のお手伝いしているの?」
「あたしは商店街のお店のお手伝いとか、草むしりとかやってるよ」
「わたしもお店のお手伝いしてるよ。本当はね、孤児院は領主様のおかげで働かなくても大丈夫なんだって。でも、みんな孤児院を出た後の為にお手伝いしているんだよ」
ミッケちゃんとリルムちゃんが教えてくれたけど、リルムちゃんは色々と物知りだなあ。
「ミッケちゃんとリルムちゃんは、今日はお手伝いしないの?」
「今日は早目に昼食食べたら、お手伝いにいくよ」
「確かパン屋さんで売り子するんだよね」
「ポチもお手伝い出来るかな?」
「昼食の時にシスターさんに聞いてみようね」
ミッケちゃんとリルムちゃんが売り子だったら、いっぱいお客さん来そうだなあ。
ポチもみんなのお手伝い出来るかな?


