ちゅんちゅん。
あれ?
鳥の声がする。もう朝なのかな。
まだ、ちょっと眠いなあ。
むっくりと起き上がると、そこは見知らぬベットの上だった。
うーん、ここはどこだろう?
「あー、起きた!」
「起きたよ」
「起きた起きた」
「シスター、起きたよ!」
左右を見渡すと、ベットの脇から小さな顔がひょこひょこと出ている。
あれー?
小さいお顔に耳がついていたり、耳が長かったりしている。
りっちゃんにはこんな耳ついてなかったなあ。
小さな沢山の瞳が、まじまじとポチの事を見ているよ。
「あら、起きたのね。ふふ、調子は良さそうね」
あ、あれは確かシスターっていう人じゃないかな?
りっちゃんと一緒に行ってた教会で、同じ服を着た人を見たことがあるよ。
さっきの耳がついた男の子がシスターって言っていたし。
じゃあもしかして、ここは教会なのかなあ。
「貴方は教会の中で寝ていたのよ。覚えていない?」
確か寝る前は天国って所にいたはずだよ。
教会には来ていないと思うなあ。
首を縦にこくんとして、うんと頷く。
「うーん、覚えていないのね。貴方のお名前はわかる?」
名前はわかるよ。ポチだよ。
でもポチは犬だから、どうやって伝えればいいのかな?
とりあえずシスターさんに向かって喋ってみようかな。
「ポチはポチだよ」
「そう、ポチちゃんって言うのね」
あれ?
ポチ、りっちゃんの様に人間の言葉が話せたぞ。
そういえば、なんとなくいつもよりも目線が高いような。
目線を下げると小さな手が見えた。
りっちゃんと同じ人間の手だ。
ポチの手を動かしてみる。
そうしたら小さな手が動いた。
にぎにぎしてみると、小さな手がにぎにぎ動いた。
もしかしてポチの手が人間の手になっちゃたのかな?
「あれ? ポチの手が人間の手になっちゃったよ? いつもの犬の手じゃないよ」
「どうしたの? ポチちゃんは、犬獣人の女の子だから人間みたいな手だよ」
シスターさんが小さな鏡をポチに見せてくれた。
あれれ?
ポチのお顔が人間のお顔になっている。
でも犬耳はあるし、尻尾もあるよ。
「シスターさん、ポチは犬から人間になっちゃったの?」
「ポチちゃんどうしたの? ポチちゃんは犬獣人じゃなかったの?」
「ポチはね、豆柴だったの。ご主人様のりっちゃんを大きな犬から守ったら、ポチ死んじゃったんだ」
「そう。そうなのね、ポチちゃん」
「そうしたら天国に行って神様がいて、神様がポチは凄い事をしたから新しい世界に行けるって言っていたの。それでね、起きたらここにいたんだよ」
「ポチちゃん、今の話は本当なの?」
「うん、そうだよ。本当の事だよ」
シスターさんは何かを考えているのか、うーんっと唸っている。
周りの小さな子は、興味津々って感じでポチの事を見ているよ。
うーん、ポチ嘘は言っていないよ。
ポチの言った事は、本当の事なんだよ!
「みんな、今ポチちゃんが喋った事は内緒だよ」
「「「「うん、ないしょー」」」」
シスターさんは、周りの小さい子にポチが喋った事はないしょって言っているよ。
何でポチのお話がないしょなんだろう?
「ポチちゃん、ここじゃなくて別の場所でお話ししたいの。大丈夫かな?」
「うん、ポチ大丈夫だよ!」
「ありがとう。ポチちゃん立てるかな?」
「うん、立てるよ!」
シスターさんが別の場所でお話ししたいんだって。一体どんなお話しするのかな?
ベットから降りたら、ポチ二本足で立てたよ。
ポチは本当に人間みたいになっちゃったのかな?
「ポチちゃん、こっちだよ。手を繋いでいこうね」
「はい、シスターさん」
「あなたたちは朝食の準備ね」
「「「「はーい」」」」
小さな子どもたちは朝食の準備があるから、どこかに一斉に走り出したよ。
ポチはシスターさんに連れられて別の所に行くみたい。
シスターさんと手を繋ぎながら、建物の中を歩いて行く。
二本足で歩くのって、何だか不思議な気分だなあ。
シスターさんに連れられて、建物の中から別の建物の中に移動する。
何だろう、ここは教会っぽい建物だなあ。
あれ?
鳥の声がする。もう朝なのかな。
まだ、ちょっと眠いなあ。
むっくりと起き上がると、そこは見知らぬベットの上だった。
うーん、ここはどこだろう?
「あー、起きた!」
「起きたよ」
「起きた起きた」
「シスター、起きたよ!」
左右を見渡すと、ベットの脇から小さな顔がひょこひょこと出ている。
あれー?
小さいお顔に耳がついていたり、耳が長かったりしている。
りっちゃんにはこんな耳ついてなかったなあ。
小さな沢山の瞳が、まじまじとポチの事を見ているよ。
「あら、起きたのね。ふふ、調子は良さそうね」
あ、あれは確かシスターっていう人じゃないかな?
りっちゃんと一緒に行ってた教会で、同じ服を着た人を見たことがあるよ。
さっきの耳がついた男の子がシスターって言っていたし。
じゃあもしかして、ここは教会なのかなあ。
「貴方は教会の中で寝ていたのよ。覚えていない?」
確か寝る前は天国って所にいたはずだよ。
教会には来ていないと思うなあ。
首を縦にこくんとして、うんと頷く。
「うーん、覚えていないのね。貴方のお名前はわかる?」
名前はわかるよ。ポチだよ。
でもポチは犬だから、どうやって伝えればいいのかな?
とりあえずシスターさんに向かって喋ってみようかな。
「ポチはポチだよ」
「そう、ポチちゃんって言うのね」
あれ?
ポチ、りっちゃんの様に人間の言葉が話せたぞ。
そういえば、なんとなくいつもよりも目線が高いような。
目線を下げると小さな手が見えた。
りっちゃんと同じ人間の手だ。
ポチの手を動かしてみる。
そうしたら小さな手が動いた。
にぎにぎしてみると、小さな手がにぎにぎ動いた。
もしかしてポチの手が人間の手になっちゃたのかな?
「あれ? ポチの手が人間の手になっちゃったよ? いつもの犬の手じゃないよ」
「どうしたの? ポチちゃんは、犬獣人の女の子だから人間みたいな手だよ」
シスターさんが小さな鏡をポチに見せてくれた。
あれれ?
ポチのお顔が人間のお顔になっている。
でも犬耳はあるし、尻尾もあるよ。
「シスターさん、ポチは犬から人間になっちゃったの?」
「ポチちゃんどうしたの? ポチちゃんは犬獣人じゃなかったの?」
「ポチはね、豆柴だったの。ご主人様のりっちゃんを大きな犬から守ったら、ポチ死んじゃったんだ」
「そう。そうなのね、ポチちゃん」
「そうしたら天国に行って神様がいて、神様がポチは凄い事をしたから新しい世界に行けるって言っていたの。それでね、起きたらここにいたんだよ」
「ポチちゃん、今の話は本当なの?」
「うん、そうだよ。本当の事だよ」
シスターさんは何かを考えているのか、うーんっと唸っている。
周りの小さな子は、興味津々って感じでポチの事を見ているよ。
うーん、ポチ嘘は言っていないよ。
ポチの言った事は、本当の事なんだよ!
「みんな、今ポチちゃんが喋った事は内緒だよ」
「「「「うん、ないしょー」」」」
シスターさんは、周りの小さい子にポチが喋った事はないしょって言っているよ。
何でポチのお話がないしょなんだろう?
「ポチちゃん、ここじゃなくて別の場所でお話ししたいの。大丈夫かな?」
「うん、ポチ大丈夫だよ!」
「ありがとう。ポチちゃん立てるかな?」
「うん、立てるよ!」
シスターさんが別の場所でお話ししたいんだって。一体どんなお話しするのかな?
ベットから降りたら、ポチ二本足で立てたよ。
ポチは本当に人間みたいになっちゃったのかな?
「ポチちゃん、こっちだよ。手を繋いでいこうね」
「はい、シスターさん」
「あなたたちは朝食の準備ね」
「「「「はーい」」」」
小さな子どもたちは朝食の準備があるから、どこかに一斉に走り出したよ。
ポチはシスターさんに連れられて別の所に行くみたい。
シスターさんと手を繋ぎながら、建物の中を歩いて行く。
二本足で歩くのって、何だか不思議な気分だなあ。
シスターさんに連れられて、建物の中から別の建物の中に移動する。
何だろう、ここは教会っぽい建物だなあ。


