玄関先までやってきたとき、リビングから年配の女性が姿を見せた。
「お母さん、ちょっとコンビニまで行ってくるね」
「そう。気をつけて行ってらっしゃい」
夏美の母親はカメラへ視線を向けて会釈をした。
「こちらは夏美ちゃんのお母さんです。この前、挨拶させてもらいました。撮影も、もちろん許可してもらっています。夏美ちゃんのお母さん、暗くなってからコンビニへ行くことをどう思いますか?」
「もう夏美は20歳ですし、心配はしていません。こうして外へ連れ出してもらって、本当に感謝しています」
お母さんが雄一へ向けて深く頭を下げた。
「なるほど。引きこもりじゃなくても20歳になれば夜出歩くことだって珍しくないですもんね。今日は俺も一緒について行きます。夏美ちゃんになにかあったら、守りますから」
そう言って胸をそってドンッと叩いてみせた。
「なに調子乗ってんだよ。行くぞ」
雄一が呆れ顔でそう言い、達也を置いて玄関を出る。
達也はその後を慌てて追いかけた。
「お母さん、ちょっとコンビニまで行ってくるね」
「そう。気をつけて行ってらっしゃい」
夏美の母親はカメラへ視線を向けて会釈をした。
「こちらは夏美ちゃんのお母さんです。この前、挨拶させてもらいました。撮影も、もちろん許可してもらっています。夏美ちゃんのお母さん、暗くなってからコンビニへ行くことをどう思いますか?」
「もう夏美は20歳ですし、心配はしていません。こうして外へ連れ出してもらって、本当に感謝しています」
お母さんが雄一へ向けて深く頭を下げた。
「なるほど。引きこもりじゃなくても20歳になれば夜出歩くことだって珍しくないですもんね。今日は俺も一緒について行きます。夏美ちゃんになにかあったら、守りますから」
そう言って胸をそってドンッと叩いてみせた。
「なに調子乗ってんだよ。行くぞ」
雄一が呆れ顔でそう言い、達也を置いて玄関を出る。
達也はその後を慌てて追いかけた。



