夏美がスマホ画面を鳥居へ向ける。
そこには確かに鳥居が存在していて、雄一たちがいる奥側から撮影しているのがわかった。
「夏美、そこにいるのか?」
雄一がスマホ画面を確認しながらフラフラと鳥居に近づいていく。
だけどいくら探してみても夏美の姿は見えない。
「夏美、そっちからこっちに来られるか?」
『さっきから鳥居をくぐってみてるけど、どっち側にも森が続いているだけなの!』
鳥居の真下に立った夏美が前後にカメラを移動して見せてくる。
夏美が言っている通り画面には暗い森が映るばかりで、雄一たちの姿も乗ってきた車も見えなかった。
「冗談だろ。これって神隠しってやつか?」
達也の手に汗が滲んで危うくカメラを落としてしまいそうになった。
「頼むよ夏美。どうにかしてこっちに来られないか?」
雄一の声が泣きそうになっている。
そこには確かに鳥居が存在していて、雄一たちがいる奥側から撮影しているのがわかった。
「夏美、そこにいるのか?」
雄一がスマホ画面を確認しながらフラフラと鳥居に近づいていく。
だけどいくら探してみても夏美の姿は見えない。
「夏美、そっちからこっちに来られるか?」
『さっきから鳥居をくぐってみてるけど、どっち側にも森が続いているだけなの!』
鳥居の真下に立った夏美が前後にカメラを移動して見せてくる。
夏美が言っている通り画面には暗い森が映るばかりで、雄一たちの姿も乗ってきた車も見えなかった。
「冗談だろ。これって神隠しってやつか?」
達也の手に汗が滲んで危うくカメラを落としてしまいそうになった。
「頼むよ夏美。どうにかしてこっちに来られないか?」
雄一の声が泣きそうになっている。



