☆☆☆
高速道路を下りて更に1時間ほど走ったところでカメラ録画が開始された。
「この付近でトミーがいなくなったようです」
達也が車窓から外の風景を撮影する。
外はもう暗くなっていて、外灯も少なく細い道を行く車のスピードはゆるやかだ。
月明かりとヘッドライトだけと頼りに田んぼが広がる道を行く。
「たしかこの辺りだと思うけど……あ、そこ!」
夏美が後部座席から身を乗り出して右手を指差した。
そこにはちょっとした広場があり、奥にうっすらと白い鳥居が立っているのが見えた。
「これが動画の中で見た鳥居か?」
「わからないけど、似てるよね」
雄一からの質問に夏美が答える。
トミーが最初に森に迷い込んだとき写り込んでいたものだ。
更にはバスに乗っていた施設利用者たちが鳥居の前でバスから下りたと報道されている。
高速道路を下りて更に1時間ほど走ったところでカメラ録画が開始された。
「この付近でトミーがいなくなったようです」
達也が車窓から外の風景を撮影する。
外はもう暗くなっていて、外灯も少なく細い道を行く車のスピードはゆるやかだ。
月明かりとヘッドライトだけと頼りに田んぼが広がる道を行く。
「たしかこの辺りだと思うけど……あ、そこ!」
夏美が後部座席から身を乗り出して右手を指差した。
そこにはちょっとした広場があり、奥にうっすらと白い鳥居が立っているのが見えた。
「これが動画の中で見た鳥居か?」
「わからないけど、似てるよね」
雄一からの質問に夏美が答える。
トミーが最初に森に迷い込んだとき写り込んでいたものだ。
更にはバスに乗っていた施設利用者たちが鳥居の前でバスから下りたと報道されている。



