「それってなんか、変な感じ」
夏美の笑い声が聞こえてくるけれど、やっぱりどこか緊張しているのも伝わってきた。
女子トイレの前で立ち止まり雄一が「行っておいで」と促すと、夏美は振り返りつつトイレの中へと入っていった。
雄一は夏美が出てくるまでトイレの前で待っているようだ。
「すごい進歩だな。近所のコンビニや公園に行くのが限界だったのに。さすが雄一」
「俺は関係ないよ、夏美の好奇心のおかげだ」
「ってことはトミーのおかげか」
と、呟いたところでこの前の動画を思い出してしまって達也は黙り込んだ。
あの動画が本物だったら。
そこへ今から向かおうとしているんだ。
今更ながら恐怖心が湧き上がってきてカメラ画面が大きくブレてしまった。
そのタイミングで夏美がトイレから出てきた。
「俺、飲み物買ってくるけど一緒に行く?」
夏美の笑い声が聞こえてくるけれど、やっぱりどこか緊張しているのも伝わってきた。
女子トイレの前で立ち止まり雄一が「行っておいで」と促すと、夏美は振り返りつつトイレの中へと入っていった。
雄一は夏美が出てくるまでトイレの前で待っているようだ。
「すごい進歩だな。近所のコンビニや公園に行くのが限界だったのに。さすが雄一」
「俺は関係ないよ、夏美の好奇心のおかげだ」
「ってことはトミーのおかげか」
と、呟いたところでこの前の動画を思い出してしまって達也は黙り込んだ。
あの動画が本物だったら。
そこへ今から向かおうとしているんだ。
今更ながら恐怖心が湧き上がってきてカメラ画面が大きくブレてしまった。
そのタイミングで夏美がトイレから出てきた。
「俺、飲み物買ってくるけど一緒に行く?」



