雄一からの質問に夏美は頷き、自分なりの推測を述べた。
思ったよりもずっと真剣に調べていたようだ。
「地図には載っていない鳥居がどこかにあるってことか」
達也が呟く。
そのとき夏美のスマホがメロデイィを奏でた。
「トミーの配信が始まってる!」
スマホ画面がカメラに内試打される。
そこには『いまよい村』へ入っていく様子が映し出された。
『昨日見つけたいまよい村への看板です。昨日はここで野宿して、今日その先へ向かうつもりです』
本当はすでに一度村まで行ったのかもしれない、トミーの声は安定している。
トミーは自分を撮すよりも美加と撮すことに決めたようで、カメラレンズは美加の後ろ姿を追いかけている。
『細い道がずっと続いてて、月明かりだけだから、ちょっと足元が恐いかも』
美加が慣れないながらも周りの様子を説明しながら足を進める。
しばらく歩いていると木々が途切れて広い場所が現れた。
『みなさんみてください! こんな山の中に民家がありました!』
思ったよりもずっと真剣に調べていたようだ。
「地図には載っていない鳥居がどこかにあるってことか」
達也が呟く。
そのとき夏美のスマホがメロデイィを奏でた。
「トミーの配信が始まってる!」
スマホ画面がカメラに内試打される。
そこには『いまよい村』へ入っていく様子が映し出された。
『昨日見つけたいまよい村への看板です。昨日はここで野宿して、今日その先へ向かうつもりです』
本当はすでに一度村まで行ったのかもしれない、トミーの声は安定している。
トミーは自分を撮すよりも美加と撮すことに決めたようで、カメラレンズは美加の後ろ姿を追いかけている。
『細い道がずっと続いてて、月明かりだけだから、ちょっと足元が恐いかも』
美加が慣れないながらも周りの様子を説明しながら足を進める。
しばらく歩いていると木々が途切れて広い場所が現れた。
『みなさんみてください! こんな山の中に民家がありました!』



