「嘘だろ雄一? 冗談はよせよ」
冗談と言いながらも達也の声が震えている。
鳥居へ近づいて奥を覗いてみても雄一の姿は見えなかった。
「嘘だ……嘘だこんなの!」
悲鳴をあげて後ずさりをすると足をひっかけてこけてしまった。
カメラ映像が上下にブレて蒼白顔の達也を映し出した。
その時だった、不意に達也のスマホがなり始めた。
達也が慌ててズボンのポケットからスマホを取り出すと、雄一からの着信だ。
達也はすぐにスマホ画面が映るようにカメラをセットした。
「も、もしもし!?」
上ずった声のカメラ通話。
『達也か? お前今どこにいる?』
スマホ画面にはとまどった様子の雄一が映っていた。
雄一の奥には山の中へと続く小道が見えている。
「違うだろ。雄一が急に消えたんだろ!」
冗談と言いながらも達也の声が震えている。
鳥居へ近づいて奥を覗いてみても雄一の姿は見えなかった。
「嘘だ……嘘だこんなの!」
悲鳴をあげて後ずさりをすると足をひっかけてこけてしまった。
カメラ映像が上下にブレて蒼白顔の達也を映し出した。
その時だった、不意に達也のスマホがなり始めた。
達也が慌ててズボンのポケットからスマホを取り出すと、雄一からの着信だ。
達也はすぐにスマホ画面が映るようにカメラをセットした。
「も、もしもし!?」
上ずった声のカメラ通話。
『達也か? お前今どこにいる?』
スマホ画面にはとまどった様子の雄一が映っていた。
雄一の奥には山の中へと続く小道が見えている。
「違うだろ。雄一が急に消えたんだろ!」



