その言葉を聞いて雄一がフレームに入り込んできた。
「たったそれだけで信用するのは早計だぞ夏美。こいつはいつ狼になって襲ってくるかわからないからな」
「なんでそんなこと言うんだよ! 夏美ちゃん、俺狼とかじゃないからね!?」
「ふふっ……。ふたりのそういう姿を見ていると、ちょっとうらやましい。私にはもう、そういう人はいないから」
笑顔でふたりのやりとりを見ていた夏美がうつむき、切なげな表情になる。
それを見て雄一が無言で達也を睨みつけた。
「大丈夫だ夏美。『もういない』んじゃなくて『今はいない』だけだから。誰だってそういう人を見つけたり、見失ったりしてるんだから」
「そうだよ夏美ちゃん! なんだったら俺がそういう相手になってもいいんだし!?」
「あぁもう! お前はちょっと黙ってろよ」
「なんでだよ!? 俺だって夏美ちゃんのこと心配してんだからな!」
「うるせぇうるせぇ! あぁ~夏美を紹介するんじゃなかった」
ふざけ合うふたりに混ざって楽しげな夏美の笑い声が入り込んでいる。
「たったそれだけで信用するのは早計だぞ夏美。こいつはいつ狼になって襲ってくるかわからないからな」
「なんでそんなこと言うんだよ! 夏美ちゃん、俺狼とかじゃないからね!?」
「ふふっ……。ふたりのそういう姿を見ていると、ちょっとうらやましい。私にはもう、そういう人はいないから」
笑顔でふたりのやりとりを見ていた夏美がうつむき、切なげな表情になる。
それを見て雄一が無言で達也を睨みつけた。
「大丈夫だ夏美。『もういない』んじゃなくて『今はいない』だけだから。誰だってそういう人を見つけたり、見失ったりしてるんだから」
「そうだよ夏美ちゃん! なんだったら俺がそういう相手になってもいいんだし!?」
「あぁもう! お前はちょっと黙ってろよ」
「なんでだよ!? 俺だって夏美ちゃんのこと心配してんだからな!」
「うるせぇうるせぇ! あぁ~夏美を紹介するんじゃなかった」
ふざけ合うふたりに混ざって楽しげな夏美の笑い声が入り込んでいる。



