映画ざっくり物語シリーズ

 私は女神の腕を肩にかついで、海辺までやってきた。

女神「はあっ、はあっ」(重傷を負い死にかけている)

私「大丈夫?」

女神「ううっ……頭が痛い……二日酔いじゃ」

私「自業自得じゃない」(←彼女を捨てていく勇気がためされている)

私「電車の中で何が起こったの?」

女神「わからん……ワシは気分が悪くなって……電車の外に出てゲロってたからのぉ」

私「マジで役に立たないね」(あきれ)

私「海か。これからボクたちどうすれば……えっ?」

私「あそこに人が生き残ってる!」

女神「ええ……どうぜあれ罠じゃろう。行っても無駄じゃ。それにデブだし、きっとかわいくないぞい」

私「罠って、どうして?」

女神「ああやって、人間を釣ってるんじゃろう? 世界が荒廃しても、人間の醜さは出てくるよってことじゃ」

私「そっかなぁ」

私「ボクがちょっと話しかけてみるよ」

女神「やめとけやめとけ。それよりもここに酒があるから、また飲もう、あうっ!?」(海に突き落とされる)

私「ねえっ!」(女神を捨てる)

私「ここで何を、おぶっ!」(おなかにマジ拳)

 私は気絶した。


――――


リアナ「猫美ちゃ~ん」

リアナ「おいしいキャットフードができたわよ~。一緒に食べようよ~」

リアナ「あら~。どこに行ったのかしら? あら?」

 リアナは屋根裏に続く階段を発見した。

リアナ「布団に誰か寝てる?」

 リアナ、ベッドのふとんを取ってみる。

真田「リアナ~。まだまだ刑は終わってないでしょう? げふっ」(10キロ体重増)

リアナ「真田ちゃん――これはどういうことなの?」(水着のお尻がひきしまる)

真田「ふえっ? 何が?」

リアナ「ベッドに小さいおじさんが眠っているわ!」