69話(樹季視点)


てっぺんまでついた。
てっぺんにはさっきと同じような扉が天井についていた。
「あ、あけて大丈夫かな?」
あけたらドカンとかないよね?
俺は勇気を出して開けてみた。

ガチャ

特に何もなく開いた。

「ん……誰かいるのかな……」
そうして、顔だけ突き出してあたりを見渡すと、二人の足があった。
「誰だろう……」
でも、俺が一番じゃないんだ……
そして、体を全部出そうとしたとき話しかけられた。

「樹季!」