66話(夏芽&祈里視点)

「湊……?じゃ、無いよね……?」
お面をかぶった少年を私は見た。
「夏芽!、ボクは祈里です。よろしくっ」
「よ……よろしく、お願いします……」
だ、誰なんだろう……
髪型とか、一人称は……湊にそっくりだけど……肝心の顔がお面で見えないから、わからないな……
そして、祈里は私に近づいてきて言った。
「ねぇ、夏芽。夏芽って、このことを自分で考えたの?それともさ……」
どんどん私に顔を近づけて言った。
「教えて?」
私が祈里にたどり着いた方法。
それは……