51話(湊視点)
~4年前~
小学4年生、夏
ジャングルジムの上に登ったボクは、そのまま落ちようと思った。
この高さじゃ、落ちても死ねないだろうけど、大けがはするはず。
「お母さん、心配してくれるかな」
そしてボクは手を放そうとした。
そのとき
「湊。ダメ!」
大きな声で下から叫ばれた。
「え?」
「ダメだって!落ちないで!」
「なんで……」
下には彩音さんがいた。
後ろには、ゆとくんと望くん、夏芽さん、樹季くんがいた。
「今日も遊ぶって約束したでしょ」
その言葉にボクは
「うん」
と、返事して降りてしまった。
心の中で、ボクは
『落ちなくてよかったな』
と、思った。
「じゃあ、今日、何して遊ぶ?」
~4年前~
小学4年生、夏
ジャングルジムの上に登ったボクは、そのまま落ちようと思った。
この高さじゃ、落ちても死ねないだろうけど、大けがはするはず。
「お母さん、心配してくれるかな」
そしてボクは手を放そうとした。
そのとき
「湊。ダメ!」
大きな声で下から叫ばれた。
「え?」
「ダメだって!落ちないで!」
「なんで……」
下には彩音さんがいた。
後ろには、ゆとくんと望くん、夏芽さん、樹季くんがいた。
「今日も遊ぶって約束したでしょ」
その言葉にボクは
「うん」
と、返事して降りてしまった。
心の中で、ボクは
『落ちなくてよかったな』
と、思った。
「じゃあ、今日、何して遊ぶ?」



