40話(湊視点)
「みんな、楽しんでくれてるなぁ」
そろそろ、みんな塔につくのかな?
ついたら祈里が教えてくれるからなぁ……
楽しみだなぁ……
「ふへっ」
あの時、みんなに誘ってもらえてよかったな……
~4年前~
小学4年生、夏
「うぅ……」
転校なんて嫌だなぁ……
ボク……友達なんてできないもん……
家にも帰りたくないし…………
ボクは公園でブランコ漕いでいた。
その時、目の前に人影ができた。
「ねぇ、きみ。一緒に遊ばない?」
「え……?ボク?」
「そーだよっ!一緒にゲームしようよ!楽しいよ~!」
楽しい、か……
「ホント?」
「ホントだよ!あそぼ!」
ボクはその圧に圧されて、ボクは答えた。
「うん」
「お~い、みんな連れてきたよ、ブランコの子」
ボクは、さっきの女の子含め、5人に囲まれていた。
「うぇ……?」
「おぉ!6人になった、何して遊ぶ?」
…………本当に遊ぶ気満々なんだ……
目がきらきらしてる……本当に遊ぶのが好きなんだな……
こんなところに、ボクがいたら、邪魔だよね。
そして、少し前にお母さんに言われたことを思い出した。
「湊、お前がいるだけで、鬱陶しいんだよね……邪魔なの」
ボクの、存在は、邪魔、なんだよね。
ここからも、いなくなった方がいいよね……
「ボクは、帰ります。誘ってくれて、ありがとう」
「え?何言ってるの、一緒に遊ぼうよっ!」
笑顔でいってきた。
「……ボクはいるだけで、邪魔なので」
「……?」
そして、ボクは走り出した。
どこにも、行く当てもなく、ただ、走った。
「みんな、楽しんでくれてるなぁ」
そろそろ、みんな塔につくのかな?
ついたら祈里が教えてくれるからなぁ……
楽しみだなぁ……
「ふへっ」
あの時、みんなに誘ってもらえてよかったな……
~4年前~
小学4年生、夏
「うぅ……」
転校なんて嫌だなぁ……
ボク……友達なんてできないもん……
家にも帰りたくないし…………
ボクは公園でブランコ漕いでいた。
その時、目の前に人影ができた。
「ねぇ、きみ。一緒に遊ばない?」
「え……?ボク?」
「そーだよっ!一緒にゲームしようよ!楽しいよ~!」
楽しい、か……
「ホント?」
「ホントだよ!あそぼ!」
ボクはその圧に圧されて、ボクは答えた。
「うん」
「お~い、みんな連れてきたよ、ブランコの子」
ボクは、さっきの女の子含め、5人に囲まれていた。
「うぇ……?」
「おぉ!6人になった、何して遊ぶ?」
…………本当に遊ぶ気満々なんだ……
目がきらきらしてる……本当に遊ぶのが好きなんだな……
こんなところに、ボクがいたら、邪魔だよね。
そして、少し前にお母さんに言われたことを思い出した。
「湊、お前がいるだけで、鬱陶しいんだよね……邪魔なの」
ボクの、存在は、邪魔、なんだよね。
ここからも、いなくなった方がいいよね……
「ボクは、帰ります。誘ってくれて、ありがとう」
「え?何言ってるの、一緒に遊ぼうよっ!」
笑顔でいってきた。
「……ボクはいるだけで、邪魔なので」
「……?」
そして、ボクは走り出した。
どこにも、行く当てもなく、ただ、走った。



