20話(樹季視点)

「ひっろっ」
建物の中に入ると、一番最初に目についたのは大きなシャンデリアだった。
これなら、大きなベットがあるのかな……
そして、僕は奥に進んだ。
部屋がたくさんあった。
「うわっ、これ全部見れなくない?」
1個づつ部屋を開けていくことにした。
1つめの、部屋に入ると、そこは木箱などがたくさんある物置部屋だった。
……ハズレか……
2つめの部屋は、ドアを開けて入ると、トイレだった。
3つめの部屋……トイレとつながっていて、お風呂だった。
黒い大理石で綺麗な風呂だった。
「うっわ……なんか、彩音が喜びそう……」
4つめの部屋は……というか扉は外へつながっていた。
風が強く吹いたから、ドアを急いで閉めた。
5つめの部屋は鍵がかかっていた。

「ガタッ、ジャラッ」

「な、なに……?」
突然その部屋から音がした。
俺はさっさと最後の部屋を開けて終わりにしようとした。
最後の部屋は寝室だった。
ふかふかそうなベットもあった。
「あ……」
そのベットで寝たらさっきの音のことも忘れられるかな。
俺はそのベットに近づいて少し寝ることにした。

ベットはふかふかだった。