今日は卒業式だけど
いつも通りに髪を無造作にぼさっとしていていつも通りのメガネをかけた
僕が学校の教室に入ると
「おっはよ、とあ」
あさ、学校へ行くと、爽やかに前髪を先端分けした羽切そらとが話しかけてきた。
「……ん、おはよ、そらと」
「今日は卒業式だな……めんどくさいんだけど、どーにかしてよとあ」
……僕もめんどくさい……
でも
「僕に言ってもどうにもなんないよ」
「そうだよな。そろそろ向かうか?体育館」
「そうしよっか」
そして、卒業式が始まった。
そこから、3時間くらい式を見ていた。
式が終わって、僕たちは退場した。
教室に戻って、僕は下校の準備をした。
今日家に帰ったら、明日からは学校がない!
そんなことを考えながら
教室を出ようとした瞬間、たぶん
「時間」が止まった。
そして、僕の前にホログラムでつくられたような少女が現れた。
「ねぇ、少年。少年が幸せになる『物語』をつくらないかい?」
僕はとっさのことで、意味が理解できなかった。
「『物語』?」
「そう、『物語』。つくってみない?誰かを、そして君が幸せになる『物語』を」
僕はその言葉に、強くひかれた。
「どうする?少年」
僕はその言葉にこたえてしまった。
「つくる。僕は、『物語』つくるよ」
「じゃあ、早速つくってもらおうか。それじゃ、過去に戻ってもらおうか」
「はい?……も、『物語』はどうやってつくるの?」
「……それは、少年が思うように『 』だけだよ」
最後がよく聞こえなかった。
それを聞き返そうとしたら、もう、その時には
ホログラムの少女はそこにいなかった。
ど、どういうことだ……?
そして、気づいたら、気を失っていた。
いつも通りに髪を無造作にぼさっとしていていつも通りのメガネをかけた
僕が学校の教室に入ると
「おっはよ、とあ」
あさ、学校へ行くと、爽やかに前髪を先端分けした羽切そらとが話しかけてきた。
「……ん、おはよ、そらと」
「今日は卒業式だな……めんどくさいんだけど、どーにかしてよとあ」
……僕もめんどくさい……
でも
「僕に言ってもどうにもなんないよ」
「そうだよな。そろそろ向かうか?体育館」
「そうしよっか」
そして、卒業式が始まった。
そこから、3時間くらい式を見ていた。
式が終わって、僕たちは退場した。
教室に戻って、僕は下校の準備をした。
今日家に帰ったら、明日からは学校がない!
そんなことを考えながら
教室を出ようとした瞬間、たぶん
「時間」が止まった。
そして、僕の前にホログラムでつくられたような少女が現れた。
「ねぇ、少年。少年が幸せになる『物語』をつくらないかい?」
僕はとっさのことで、意味が理解できなかった。
「『物語』?」
「そう、『物語』。つくってみない?誰かを、そして君が幸せになる『物語』を」
僕はその言葉に、強くひかれた。
「どうする?少年」
僕はその言葉にこたえてしまった。
「つくる。僕は、『物語』つくるよ」
「じゃあ、早速つくってもらおうか。それじゃ、過去に戻ってもらおうか」
「はい?……も、『物語』はどうやってつくるの?」
「……それは、少年が思うように『 』だけだよ」
最後がよく聞こえなかった。
それを聞き返そうとしたら、もう、その時には
ホログラムの少女はそこにいなかった。
ど、どういうことだ……?
そして、気づいたら、気を失っていた。



