3月14日 キーンコーンカーンコーン 教室中に学校のチャイムが鳴り響いた。 卒業生には最後のチャイム。 僕たち在校生には、長い時間が始まるチャイム。 いまから、3年生は卒業式。 僕、安曇野永遠は、そのじかんが待ち遠しくて、仕方がなかった。