「おはようございます!」
「おはよ」
歩いてきた先輩に満面の笑みを向けるのに、菊川先輩はいつもの人前でのクールなままでとりあえず挨拶を返してくれる。
この先輩もカッコいいと思うからもうどうしようもない。
「何話してるの?さっさと準備……」
「気になった?」
三木先輩が遮ってニヤリと笑うと、菊川先輩は表情も変えずにじっと三木先輩を見上げる。
「別に」
その言葉に感情は一切ない。
でも、先輩の心の中は本当はそんなんじゃないことを知っている俺はペコリと頭を下げて急いで準備に戻った。
「彼氏に優しく!とかないの?」
「ミキは小嶋くんにそんな優しくしてるのね」
「そういうことを言ってるんじゃなくて!」
言い合いながら女バスの方に戻って行く先輩たちの後ろ姿を少し振り返って見る。
すると、先輩もちょうどこっちを見て、一瞬たまに見せる甘えたような顔が見えた。
すぐにパッといつものクールな顔に戻るのがかわい過ぎてヤバい。
「後で目一杯抱き締めよ……」
呟いてまた目を戻すと、
「チッ!ノロケんなよ」
舌打ちしつつフッと笑う力也が目の前に居て、慌てて緩んでいるであろう顔を引き締めた。
「はいはい、ラブラブで何より」
本当、思っていた以上にラブラブでヤバい。
「おはよ」
歩いてきた先輩に満面の笑みを向けるのに、菊川先輩はいつもの人前でのクールなままでとりあえず挨拶を返してくれる。
この先輩もカッコいいと思うからもうどうしようもない。
「何話してるの?さっさと準備……」
「気になった?」
三木先輩が遮ってニヤリと笑うと、菊川先輩は表情も変えずにじっと三木先輩を見上げる。
「別に」
その言葉に感情は一切ない。
でも、先輩の心の中は本当はそんなんじゃないことを知っている俺はペコリと頭を下げて急いで準備に戻った。
「彼氏に優しく!とかないの?」
「ミキは小嶋くんにそんな優しくしてるのね」
「そういうことを言ってるんじゃなくて!」
言い合いながら女バスの方に戻って行く先輩たちの後ろ姿を少し振り返って見る。
すると、先輩もちょうどこっちを見て、一瞬たまに見せる甘えたような顔が見えた。
すぐにパッといつものクールな顔に戻るのがかわい過ぎてヤバい。
「後で目一杯抱き締めよ……」
呟いてまた目を戻すと、
「チッ!ノロケんなよ」
舌打ちしつつフッと笑う力也が目の前に居て、慌てて緩んでいるであろう顔を引き締めた。
「はいはい、ラブラブで何より」
本当、思っていた以上にラブラブでヤバい。

