マギアンティア世界統一暦・1555年・4月3日



 この日、異世界マギアンティアに措ける最初に認知された事に成る神々が引き起こし、警告されたて居た大災害するが、この時点ではゲルニアン帝国とキリヤ公国も神災害による転移災害が発生を知らずに居た。





マギアンティア世界統一暦・1555年・4月20日。



 キリヤ公国の北東に、見慣れた筈の東のキリヤ列島やムツ半島の先の何も無いゲルニアン帝国との国境の近い所に、突如として見た事もない土地や町と鉄の船団が現れたと、新設されたばかりのキリヤ公国騎士団傘下に置かれているキリヤ公国・国境警備隊が、発見報告をして来た。



それは如何やら異世界より現れたと推察されるようだった。





 その前にマギアンティア世界統一暦・1555年・4月13日、ゲルニアン帝国ではマギアンティア世界へと転移してしまった撫子皇国領を発見したとの報告書をフェリス辺境侯爵家の当主であるアルベルゴ・フェリスの手に由って帝都ベルリナ市・ベルリナ帝城宮殿に居るゲルニアン帝国の皇帝ヒットラン・アドルフラーの元へと届けられて居た。



 ヒットラン皇帝は、その事実の確認を取ると、直ぐに撫子皇国臨時行政政府と接触。



 撫子皇国領を自国に取り込もうとするが、これは明らかな高圧的な物言いで在る為、撫子皇国臨時行政政府と代表の山本五十鈴は拒否。





 直ぐに両国の国境付近で紛争と成るが、僅か一時間で撫子側が圧勝したとの記録が残って居る。



 勇治・セレジア・レイラの三人は、この事態に対して、早急為る対策を講じるべく、キリヤ公国騎士団と共に、その地域を表敬訪問する事を決定。



 ヒロサキ町へと入った僕達の目の前には、不安や恐怖を抱えた町民達が、公王である勇治が来たと聞き付けたらしく。



 悲痛な顔を見せながら窮状を彼に訴えた。



 ムツ地方自治州区の領民達が、鋼鉄の艦隊と現れた謎の町の在る半島や多数ある島々の方向を名が見て、恐怖の余りビクビクとして居る姿が見受けられて居た。



 現れた謎の地域には、多数の鋼鉄船と謎の兵士達は訳の分からない武器を持って、ムツ地方の領民を威嚇しながら遠巻きに離れながら、お互いの境界線を定めて上で、こちら側の監視体制を取って居る様だった。





町など含んだ謎の半島地域は、ヒロサキ町から僅か10キロ先の海岸線に、突き刺さる様にして陸続きに繋がり、南方に向かって30キロ近辺のキリヤ公国の国土を一部浸食しながら新しい陸を形成するかの様に広がって居た。



更には隣国で北に在るゲルニアン帝国の国土と領海を明らかに侵食していた。



更に別の位置に転移して来た群島も明らかにゲルニアン帝国の領海内である。



これは大事に成ると見た勇治らは、その地域の責任者と接触を試みる。



 接触した際に、勇治は警備員の仕官達から、同地方を統治して居る撫子皇国と言う国家の撫子皇国人と間違われる。



「撫子皇国?いや、知らいないよ、そんな国。」と聞きなれない国名を聞いた彼はは首を傾げながら彼らの問いに答えたと言う。



 その後、勇治らは同地の責任者と成って居た撫子皇国軍の撫子皇国海軍の総責任者であった山本五十鈴と対談する。



 山本五十鈴は、後にキリヤ公国連邦共和国軍総司令長官の地位に就く人物で、勇治が良く甘えたお姉さん系の側室妃と成る人物。



 勇治と結婚をした他の年下の女性配偶者達からも尊敬される人物で、後にキリヤ公王室の長女系お姉様と言われる事に成る。







 その五十鈴と勇治達は、対談の席に措いて、三浦川県と言う行政地区に関する今後の身の振り方を取り決めたと言う。





 両者が話し合いをしてから1週間後のマギアンティア世界統一暦・1555年・4月30日。



 撫子皇国のが統治下と成っている三浦川県地域周辺一帯と外地諸島及び撫子皇国統合軍を統括する横須賀市臨時政府は、キリヤ公国との交渉の末に同地方の独立自治保護を目的とした体裁を取る形で、撫子皇国転移地域全土をキリヤ国と連合国体体制を敷く事を決定。



 準独立自治国家権限を有する特別行政区・ナデシコ地方自治州区を設置し、横須賀市を州都としたキリヤ公国の特別地方自治州区として編入される事と成ったのだった。



編入地域は以下の通りと成って居る。



ヨコスカ自治州区(三浦半島本土)



 ナデシコ自治州区・撫子皇国は異世界転移時に、人口が凡そ45万人が転移して来ていた。



海軍が25万人、陸軍が10万人、民間人が10万人。外地現地人が30万人いた。







 ナデシコ地方自治州区の構成に付いて、ナデシコ地方自治州区は、元の名を三浦川県と言う行政地区である。



 県庁所在地は横須賀市と、地球世界の日本国の神奈川県とは、別の都市に県庁所在地が在る。



 その構成は、三浦半島地方と三浦諸島を含む三浦川県一帯が転移した地域をヨコスカ自治州区の本拠地とし、横須賀市を州都と州庁を置く事を定め、行政機関の効率化を図る為に、市町村の統廃合が進められ、最終的に居残ったのは次の通りと成って居る。



 鎌倉市・三浦市・七浜市・小田原市の5都市で構成されている。



 その場所はキリヤ公国北東部のムツ地方自治州区の北部の町、ヒロサキ町から5キロ程度の距離の位置と隣接しているゲルニアン帝国との国境から北東方向へ300キロに渡って土地を浸食している



 転移して来た三浦川県の一帯を含んだ三浦半島と三浦諸島は、ゲルニアン帝国領と領海の有る北東領域方向へと伸びており、キリヤ公国とゲルニアン帝国との軍事衝突の切っ掛けの原因とも成った。



三浦川地方



 撫子皇国の地方自治体である三浦川県の一帯の事を指して居る。



 その姿形は神奈川と同等の国土面積を誇って居るが、三浦諸島と言う離島諸島も含まれいる。



 キリヤ公国連合国へと編入された後に、ナデシコ地方自治州区と成った。









東南アジアン地方



 異世界の地球世界に措いて、撫子皇国に国際連盟から委任統治保護領として統治を任されていた地域。



 ガラオ・マラック諸島・フィリーピン諸島・エンドネシア列島・ガレーシア半島とボルネジア島から成るガレーシア地方の事を指している。



 キリヤ公国連合国に編入後にはナデシコ地方自治州管区・ナデシコ第二地方地域・東南アジアン地方自治州区と成って居る。





 ナデシコ地方自治州管区・ナデシコ地方自治州管区北部列島・ナデシコ第二地方地域・東南アジアン地方自治州区地域



東南アジアン地方自治州区・州都シンダポール市。



州都場所・シンダポール半島地方自治区・主都・シンダポール市も兼務。



管轄区・東南アジアン地方自治州区。



 エンドネシア列島・シンダポール半島・カリマンウータン島・ガラオ諸島・マラック諸島・フィリーピン諸島。



エンドネシア列島地方行政支庁・主都ジャワルタ市。



イリコンド島地方自治区も主都も兼務



管轄区域・エンドネシア列島全土。



ガレーシア地方地方行政支庁・主都カリマンウータン市



所在及び管理地域・カリマンウータン島・ガレーシア半島・ボルネジア島と離島諸島地域



 東南アジアン地方自治州区と名付けられ地域で、300もの島から構成されているエンドネシア列島。



 ガレーシア半島とボルネジア島の委任統治領から成るガレーシア地方。



 その二つにはエンドネシア列島地方行政支庁とガレーシア地方地方行政支庁が設置され、引き続きナデシコ領の一つとして統治される事と成った。









アセアニア地方



 アセアニア地方は南洋に浮かぶ、常夏の島諸島地域が点在して居る地域の総称である。





  キリヤ公国は、アセアニア地方自治州区を設置し、以下の行政区の区割りを行った。ミッドナイト諸島自治区・トラク諸島自治区・ミクロメシア諸島自治区、ミィーシャルン諸島自治区・ゾルモン諸島自治区、パプリカ・ニューギリア自治区。



 

 キリヤ列島をグルリと東周りに回りながらフィリーピン諸島を南へと進むとミッドナイト諸島自治区。



 その下へと進むとミクロメシア諸島自治区を通って、州都・ポートリカ・モレスビバー市の在るパプリカ・ニューギリア自治区。

ミィーシャルン諸島自治区から西へと戻りながら、イリコンド島地方自治区、キリヤ公国に近い位置に転移したシンダポール半島地方自治区に至る。



 最後にミッドナイト諸島自治区から更に200キロ離れた東の果ての地域に転移したのが、ゾルモン諸島自治区である。



 其処から東へ50キロ離れるとトラク諸島自治区と成って居る。

 

 トラク諸島自治区から東へと抜けるとキリヤ公国連合国の東端地域であるビクトリナ共和独立自治国・フォーチュン諸島自治州区へと続いて居る。



アセアニア地方自治州区 州都・ポートリカ・モレスビバー市



 ナデシコ地方自治州管区・ナデシコ第三地方地域・アセアニア地方自治州区管区・第一方面軍司令本部庁。



 ミッドナイト諸島自治区。ミクロメシア諸島自治区。パプリカ・ニューギリア自治区。









 これらの地域はキリヤ公国の特別直轄地域とされ、駐留して居た撫子皇国統合軍は、その名称をナデシコ自治統合軍へと変更される。







 これによりナデシコ自治統合軍は、キリヤ公国軍と連合統合する事から、その名もキリヤ公国連合国軍と成り、連合統合されたナデシコ自治統合軍は、連合国軍を構成する主力軍と成るのであった。