マギアンティア世界統一暦・1555年・12月23日・午前11時00分頃・マギアンティア世界・中央世界第一文明圏・ユーラシアン大陸東側・アマテラス列島地方・アマテラス神皇国・キリヤ公国連合国・アマテラス神皇国地方・奥州独立自治王国・大笠原諸島・伊達家直轄領・伊達家離島避暑別荘地・大笠原諸島国州・大笠原村公営ホテル・大広間にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
北条家領土から更に南端に位置して居る大笠原諸島地域と言う場所が在る。
此処はアマテラス神皇国地方とキリヤ公国連合国との今現在の領海の接点の境目は、ローレライ大海洋を東周りで大笠原諸島地域と言う群諸島の領海を通じて奥州独立自治王国と繋がる事で辛うじて保たれて居た。
その距離は凡そ300キロ以上である。大笠原諸島地域はキリヤ公国連合国の本国たるキリヤ公国が管理して居るが、主権は奥州独立自治王国が持って居る事に成って居る。
今現在の伊達家では離島の管理は難しく、キリヤ公国側ではアマテラス皇国地方の離島に当たる僻地の諸島を自国の物にする訳にもいかない為、伊達家からキリヤ公国の委任統治を委託する体裁を取って居た。
今現在はキリヤ公国の陸海空軍から成る駐留軍と同地に漁業者として住みたいと申し出た民間人らが移民して住んで居り、人口が軍属を入れて4千人程度と成って居る。
そんな離島諸島へとやって来たのは、勇治たち一行らが本国地域だけで無く、加盟諸国を周遊して居る行幸の旅をして居ると言う喧伝も兼ねて居たからである。
さて、伊達家離島避暑別荘地での夏休み旅行を楽しんで居る仲間たちが居る中で、政実の手引きにより密かにこの地へやって来た一行らが居た。
「「勇治陛下の御成りに御座います。」」との上泉・伊澄と柳生・冬香からなる護衛官二人の言葉と共に、大笠原村公営ホテル・大広間の上座近くの引き戸から現れた勇治。
それに相対するのは、アマテラス神皇国地方・関東地方に措ける一大勢力を築いて見せた相模の表裏女狐と謳われる北条・九江・早雲と、その次女たる北条・二乃・氏康。
武田5姉妹が4女である武田・陸深・信廉で、武田・春夜・信玄から見て序列順で言えば二つ下の妹に当たる人物である。
この3人に対する謁見での同席者として、国防大臣にして、元将軍王とる足柄・一輝・宗輝。
外務大臣にして、大名王家時代から武田家・北条家ともに外交文書のやり取りをして居た元結城大名王家国・当主たる結城・梅晴・春宗。
現将軍王である織田・和紗・信長。
外交仲介人として、奥州王・伊達・藤枝・政実。
外交・戦争交戦相手であった前上杉家当主の上杉・剣信・輝清と佐竹家のご隠居である佐竹・秋江・重義に加えて、北条家・武田家の親戚である今川・鞠華・氏真。
外の廊下では護衛として、塚原・伝江・朴伝・服部楓などが控え、勇治の近くで秘書官兼護衛官として、立花・雪花・道雪が静かに笑顔で控えていたが、微かな殺気を醸し出して居た。
「表を上げて下さい。」と雪花は述べる彼女は、会談の進行役目も担って居た。
「はいっ!!キリヤ公国連合国・宗主国王っ!!桐谷勇治陛下の御前に居りますのは、伊勢家系流・後北条家・第21代当主の北条・九江・早雲に御座いますっ!!」
「後ろに控え居て居ますのは、我が次女の北条・二乃・氏康と武田・春夜・信玄が妹にして、その5姉妹が4女にして、我が姪に当たる武田・陸深・信廉に御座います。」
「宜しく引き回しのとほど請い願いますっ!!」と言い切った北条・九江は、再び平伏すると、娘と姪っ子の二人も、再び平伏して行く。
(これが少年王?)と北条・二乃。
(威圧感が丸でないけど、別の意味で存在感が溢れて居るみたい。)と武田・陸深と言った従姉妹同士は、勇治から漂う謎のオーラに当てられ居て、緊張感で気持ちの高ぶりがいっぱいに成って居た。
(尾張の大虚け、稀代の覇王、第六天魔王と色々な呼び名で知られて居るけど・・・・・・これは本物のようね。)
(それを手名付ける少年王・・・・見極める絶好の機会。大したこと無ければ、手玉に取るだけ・・・・・・)と心中で勇治の事を考察する北条・九江だが、普通じゃない事は理解して居た。
「早速だが、早雲殿・・・・・貴殿の派閥は、キリヤ公国連合国に臣従するとは本当か?」と問いただす足柄・一輝。
彼女はアマテラス神皇国地方の武家の棟梁たる元足柄将軍王政権の将軍王だった事から、真っ先に問いただす段取りと成って居た。
「はっ!!一輝さまっ!!その事に関してまして、嘘や偽りは御座いませんっ!!北条家一族の生き残りの為に、先ずは我ら非戦派閥が率先して陛下に平伏するのが、他の派閥に対する模範と成る考えてのことでありましょう。」と答える。
「武田の4女に訪ねるっ!!信玄の奴は何を考えて居る?」と問いただす和紗。
「・・・それは・・・分かり兼ねますっ!!」と答える武田・陸深。
彼女は迂闊な受け答えは、姉や武田家の立場をより一層悪くすると考えての事だった為、和紗の問いに迂闊に答えるのを控えていた。
「和紗さま、初対面である信廉殿に、姉上の真意を行き成り問い質すのは、答え辛い事では?」
「梅さんの言う通りです、もう少し抑えてよ~和紗姉ぇ~」と助け舟を出す勇治。
(えっ!?あったばかりのわたしに助け舟を出してくれるの?ふ~ん・・・優しい男の子なんだぁ~)と勇治の人となりを僅かに知る事で、それまで抱いていた警戒心が和らぐ武田・陸深。
「武田家一族衆の中で、国政に関わる一門衆らで唯一、我らに降ると言い切る親族なんだぞっ!!当主たる姉がそれを簡単に許すとは思えないっ!!」
「まさか、良い所取りをしようとして居るのではあるまいなっ!?」
(ひひっ!!これが覇王信長?威圧感が半端ないようぉ~)と叫びたくなる武田・陸深。
「信長さまっ!!お待ちくださいっ!!!従姉妹は、大人しく奥ゆかしい性格なので、信長さまの覇気に中てられては、怯えてしまいますっ!!!」と和紗の覇気に負けじと助け舟を出した北条・二乃。
「・・・・・」と和紗は席を立ち上がり、北条・二乃の元へ詰め寄ると、ジッと彼女の顔を覗き込む。
「あははははははははっ!!面白いっ!!!北条・二乃っ!!!気に入ったぞっ!!この俺を前にして怯まないのはなっ!!!」
「勇治っ!!!こやつらが姉妹や親類を想って事なのは分かった。これ以上の事に付いては、俺は何も言わんっ!!!好きにするが良いっ!!!」と言い切る和紗は、二人の事情に付いて納得したらしい。
「仲介人の方々は、何かございますか?」と聞く進行役の雪花。
「無い。信玄は・・春夜からは如何こうして欲しいと言われては居ない。単に妹を頼むと書かれただけの手紙を貰って居るだけ。私から進んで手助けする積りは無い。勇治さまのご命令とあらば、第一武士団だけを率いて、武田討伐を遂行しても構わない。」と静かに答える。
これはライバルだった上杉・剣信に対して、妹を頼むと書かれているだけと一同は、その意味を受け取る事にした。
「第一武士団には、今のところはそのような命令を下す積りは有りませんが、剣信さんが大変な宿敵(友)だち想いなのはがよくわかりました。だから今しばらくは静観していて下さい。」
「はっ!!」と静かに返事をする剣信。
「北条家・武田家両家の親戚として、特に意見は御座いませんわ。従姉妹としても、付き合いも長いですし、何よりこの子達は身内ごとに関して、噓付きが苦手な子たちですから、必死に成って居るのも分かりますわ。」と言う今川・鞠華。
「アタシも言う事は無いね。早雲とは戦以外じゃ飲み友だけって言うだけさね。但し、この女は、腹の底が腹黒だから気を付けな。敷いて言うならそれだけさ。」と言う黙り込む佐竹・秋江。
鬼佐竹こと佐竹・秋江と、相模の表裏女狐こと北条・九江との以外な私的関係が発覚した瞬間だったが、これに関して、一同はスルーする事にした。
「奥州王・伊達・藤枝・政実陛下は、何か御座いますか?」
「無い。この度の私は、此処に居並ぶ早雲どのらの案内役に徹して中立でありたいからな。後は宗主国王と本国政府に任せるさ、何よりも一番の交戦地域国である和紗さまが何も言わないと言われたのだ。これ以上の詰問は無用と心得る。」と政実は述べて、案内役に徹する事にした。
「それでは早雲殿。貴女がたからは何かご要望が有りますでしょうか?」
「それではお願いが御座います。我が次女の北条・二乃・氏康を北条家として貴国への人質に差し出し、姪っ子である武田・陸深をわたくしの養女として、勇治陛下にお預けしたいのです。」
「早雲殿。それは行く行くはと言うに御座いますか?」と九江からり提案に付いて察した梅晴は、その真意を聞き返す。
「如何様にもお受け取りして構いません。」と答える北条・九江。
「俺は構わんぞっ!!気骨がある奴は好きだからな。特に北条・二乃っ!!!勇治の嫁に来いっ!!序だから姫武将としても鍛えてやるっ!!俺の所にも来いっ!!!可愛がってやるっ!!!」
「ええっ!!!それはちょっと・・・・・(この人に可愛がれるって、冗談じゃないわっ!!何をされるのか分かったもんじゃないしっ!!)」
「遠慮するなっ!!!それとも、勇治やこの俺様の何にが気に入らないって言うのか?」
「そうでは無く。流石に年下の陛下を男として見るのはちょっと・・・・・・(年下のガキんちょなんて嫌よっ!!!絶対に嫌っ!!!アタシはもつてカッコイイ人が良いのっ!!!)」と北条・二乃の男性タイプは、容姿の優れた顔付きの男を好む面食いである為、勇治の事を男性として見るのは早いと見て居たので、遠慮したいと
(姉妹と御家の一大事は何とかして見せるしっ!!それに絶対に結婚相手は自分自身で選びたいしっ!!それだけは避けてみせるわっ!!)と政略結婚を避けようと燃えていた。
「わたしは、陛下にお仕えしながらその人となりを知りたいと考えて居ますので、その・・・・・婚約に付いては・・・・・きゃっ!!」と頬を赤らめていた武田・陸深。
如何やら人が良すぎる勇治の魅了に中てられしまったようである。
「勇治陛下。二人をお預けするのは万が一、武田家・北条家らがキリヤ公国連合国と武力衝突と成った際に、二勢力の間に入ってくれる人物が必要です。」
「最悪の場合は武田・陸深を武田家の当主に据える事も辞さないと考えて居ります。」
「出来れますれば、キリヤ公国連合国・一正妻多側室他愛妾多伽係制度法に措いて、娘の二乃と姪っ子の武田・陸深を宗主国王・桐谷勇治公王陛下の愛妾妃(あいしょうひ)に迎えて下されば幸いです。」
「ええっと・・・・流石にそれはセレジアとリィーゼに聞かないと・・・・・」
「これは失礼いたしました。兎にも角にも先ずは、ご正妻のご許可が必要ですわよね~」と言うと、にこやかに笑顔が怖い北条・九江であった。
この後・・・・・勇治とセレジアの二人は、婚約に関する事柄に付いて即答は避け、先ずは武田・陸深の面倒を見る事から始める事し、セレジアの護衛補佐官としての職を与えて働き始めたが、これが大当たりの働き振りで、あっという間にキリヤ公国連合国省庁内で働く事を許される幹部官僚にまで上り詰めた。
勇治達は、その事に功績を鑑みて、キリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度の中で、騎士爵位・武士爵位の両方を陞爵させられと言う珍しい爵位を与えられ、最終的な地位は、9位の男爵家へと上り詰めて行くのは、まだ先のお話である。
また北条・二乃も、母親である北条・九江・早雲の命令で、従姉妹の武田・陸深・信廉と共に、キリヤ公国連合国本国へと遣わされる事に成った。
母親から人質として差し出すと言いながらも、姉妹全員と御家の安泰を想うの為らば、勇治陛下に上手く取り入りなさいと言い含められて居た。
最初は勇治の事が只の子供でしか無く、北条姉妹と北条家を滅亡に追いやる元凶と見て居た北条・二乃は、事在る毎に勇治の事を毛嫌いして居たが、時間が経つに連れて、その人柄に惹かれて行き、悪い奴では無いと理解するに至る。
そうして共にキリヤ公国連合国と言う国造りをして行く仲に成った北条・二乃は、相手は年下ながらも本気で好きに成ってしまい。
何かにつけて一緒に仕事をしたがる様に成り、キリヤ公国・公王執務官邸官房庁・秘書官庁室への入庁を希望し、その恋心から来る熱意でバリバリと仕事を取り仕切る官僚と成った。
北条・二乃は勇治の事を桐谷勇治、又は勇治と呼び捨て扱いをして居たが、次第に親しくなると「ゆーくん」と呼ぶように成った。
その夜伽は激しく乱れ程に愛したと、後世の歴史書には書かれてしまったと言う逸話が残って居る。
そんな五等分の後北条姉妹の花嫁を迎えるのも先のお話で、オマケに和紗に気に入られ、とても良く可愛がられる事に成るのであった。
北条家領土から更に南端に位置して居る大笠原諸島地域と言う場所が在る。
此処はアマテラス神皇国地方とキリヤ公国連合国との今現在の領海の接点の境目は、ローレライ大海洋を東周りで大笠原諸島地域と言う群諸島の領海を通じて奥州独立自治王国と繋がる事で辛うじて保たれて居た。
その距離は凡そ300キロ以上である。大笠原諸島地域はキリヤ公国連合国の本国たるキリヤ公国が管理して居るが、主権は奥州独立自治王国が持って居る事に成って居る。
今現在の伊達家では離島の管理は難しく、キリヤ公国側ではアマテラス皇国地方の離島に当たる僻地の諸島を自国の物にする訳にもいかない為、伊達家からキリヤ公国の委任統治を委託する体裁を取って居た。
今現在はキリヤ公国の陸海空軍から成る駐留軍と同地に漁業者として住みたいと申し出た民間人らが移民して住んで居り、人口が軍属を入れて4千人程度と成って居る。
そんな離島諸島へとやって来たのは、勇治たち一行らが本国地域だけで無く、加盟諸国を周遊して居る行幸の旅をして居ると言う喧伝も兼ねて居たからである。
さて、伊達家離島避暑別荘地での夏休み旅行を楽しんで居る仲間たちが居る中で、政実の手引きにより密かにこの地へやって来た一行らが居た。
「「勇治陛下の御成りに御座います。」」との上泉・伊澄と柳生・冬香からなる護衛官二人の言葉と共に、大笠原村公営ホテル・大広間の上座近くの引き戸から現れた勇治。
それに相対するのは、アマテラス神皇国地方・関東地方に措ける一大勢力を築いて見せた相模の表裏女狐と謳われる北条・九江・早雲と、その次女たる北条・二乃・氏康。
武田5姉妹が4女である武田・陸深・信廉で、武田・春夜・信玄から見て序列順で言えば二つ下の妹に当たる人物である。
この3人に対する謁見での同席者として、国防大臣にして、元将軍王とる足柄・一輝・宗輝。
外務大臣にして、大名王家時代から武田家・北条家ともに外交文書のやり取りをして居た元結城大名王家国・当主たる結城・梅晴・春宗。
現将軍王である織田・和紗・信長。
外交仲介人として、奥州王・伊達・藤枝・政実。
外交・戦争交戦相手であった前上杉家当主の上杉・剣信・輝清と佐竹家のご隠居である佐竹・秋江・重義に加えて、北条家・武田家の親戚である今川・鞠華・氏真。
外の廊下では護衛として、塚原・伝江・朴伝・服部楓などが控え、勇治の近くで秘書官兼護衛官として、立花・雪花・道雪が静かに笑顔で控えていたが、微かな殺気を醸し出して居た。
「表を上げて下さい。」と雪花は述べる彼女は、会談の進行役目も担って居た。
「はいっ!!キリヤ公国連合国・宗主国王っ!!桐谷勇治陛下の御前に居りますのは、伊勢家系流・後北条家・第21代当主の北条・九江・早雲に御座いますっ!!」
「後ろに控え居て居ますのは、我が次女の北条・二乃・氏康と武田・春夜・信玄が妹にして、その5姉妹が4女にして、我が姪に当たる武田・陸深・信廉に御座います。」
「宜しく引き回しのとほど請い願いますっ!!」と言い切った北条・九江は、再び平伏すると、娘と姪っ子の二人も、再び平伏して行く。
(これが少年王?)と北条・二乃。
(威圧感が丸でないけど、別の意味で存在感が溢れて居るみたい。)と武田・陸深と言った従姉妹同士は、勇治から漂う謎のオーラに当てられ居て、緊張感で気持ちの高ぶりがいっぱいに成って居た。
(尾張の大虚け、稀代の覇王、第六天魔王と色々な呼び名で知られて居るけど・・・・・・これは本物のようね。)
(それを手名付ける少年王・・・・見極める絶好の機会。大したこと無ければ、手玉に取るだけ・・・・・・)と心中で勇治の事を考察する北条・九江だが、普通じゃない事は理解して居た。
「早速だが、早雲殿・・・・・貴殿の派閥は、キリヤ公国連合国に臣従するとは本当か?」と問いただす足柄・一輝。
彼女はアマテラス神皇国地方の武家の棟梁たる元足柄将軍王政権の将軍王だった事から、真っ先に問いただす段取りと成って居た。
「はっ!!一輝さまっ!!その事に関してまして、嘘や偽りは御座いませんっ!!北条家一族の生き残りの為に、先ずは我ら非戦派閥が率先して陛下に平伏するのが、他の派閥に対する模範と成る考えてのことでありましょう。」と答える。
「武田の4女に訪ねるっ!!信玄の奴は何を考えて居る?」と問いただす和紗。
「・・・それは・・・分かり兼ねますっ!!」と答える武田・陸深。
彼女は迂闊な受け答えは、姉や武田家の立場をより一層悪くすると考えての事だった為、和紗の問いに迂闊に答えるのを控えていた。
「和紗さま、初対面である信廉殿に、姉上の真意を行き成り問い質すのは、答え辛い事では?」
「梅さんの言う通りです、もう少し抑えてよ~和紗姉ぇ~」と助け舟を出す勇治。
(えっ!?あったばかりのわたしに助け舟を出してくれるの?ふ~ん・・・優しい男の子なんだぁ~)と勇治の人となりを僅かに知る事で、それまで抱いていた警戒心が和らぐ武田・陸深。
「武田家一族衆の中で、国政に関わる一門衆らで唯一、我らに降ると言い切る親族なんだぞっ!!当主たる姉がそれを簡単に許すとは思えないっ!!」
「まさか、良い所取りをしようとして居るのではあるまいなっ!?」
(ひひっ!!これが覇王信長?威圧感が半端ないようぉ~)と叫びたくなる武田・陸深。
「信長さまっ!!お待ちくださいっ!!!従姉妹は、大人しく奥ゆかしい性格なので、信長さまの覇気に中てられては、怯えてしまいますっ!!!」と和紗の覇気に負けじと助け舟を出した北条・二乃。
「・・・・・」と和紗は席を立ち上がり、北条・二乃の元へ詰め寄ると、ジッと彼女の顔を覗き込む。
「あははははははははっ!!面白いっ!!!北条・二乃っ!!!気に入ったぞっ!!この俺を前にして怯まないのはなっ!!!」
「勇治っ!!!こやつらが姉妹や親類を想って事なのは分かった。これ以上の事に付いては、俺は何も言わんっ!!!好きにするが良いっ!!!」と言い切る和紗は、二人の事情に付いて納得したらしい。
「仲介人の方々は、何かございますか?」と聞く進行役の雪花。
「無い。信玄は・・春夜からは如何こうして欲しいと言われては居ない。単に妹を頼むと書かれただけの手紙を貰って居るだけ。私から進んで手助けする積りは無い。勇治さまのご命令とあらば、第一武士団だけを率いて、武田討伐を遂行しても構わない。」と静かに答える。
これはライバルだった上杉・剣信に対して、妹を頼むと書かれているだけと一同は、その意味を受け取る事にした。
「第一武士団には、今のところはそのような命令を下す積りは有りませんが、剣信さんが大変な宿敵(友)だち想いなのはがよくわかりました。だから今しばらくは静観していて下さい。」
「はっ!!」と静かに返事をする剣信。
「北条家・武田家両家の親戚として、特に意見は御座いませんわ。従姉妹としても、付き合いも長いですし、何よりこの子達は身内ごとに関して、噓付きが苦手な子たちですから、必死に成って居るのも分かりますわ。」と言う今川・鞠華。
「アタシも言う事は無いね。早雲とは戦以外じゃ飲み友だけって言うだけさね。但し、この女は、腹の底が腹黒だから気を付けな。敷いて言うならそれだけさ。」と言う黙り込む佐竹・秋江。
鬼佐竹こと佐竹・秋江と、相模の表裏女狐こと北条・九江との以外な私的関係が発覚した瞬間だったが、これに関して、一同はスルーする事にした。
「奥州王・伊達・藤枝・政実陛下は、何か御座いますか?」
「無い。この度の私は、此処に居並ぶ早雲どのらの案内役に徹して中立でありたいからな。後は宗主国王と本国政府に任せるさ、何よりも一番の交戦地域国である和紗さまが何も言わないと言われたのだ。これ以上の詰問は無用と心得る。」と政実は述べて、案内役に徹する事にした。
「それでは早雲殿。貴女がたからは何かご要望が有りますでしょうか?」
「それではお願いが御座います。我が次女の北条・二乃・氏康を北条家として貴国への人質に差し出し、姪っ子である武田・陸深をわたくしの養女として、勇治陛下にお預けしたいのです。」
「早雲殿。それは行く行くはと言うに御座いますか?」と九江からり提案に付いて察した梅晴は、その真意を聞き返す。
「如何様にもお受け取りして構いません。」と答える北条・九江。
「俺は構わんぞっ!!気骨がある奴は好きだからな。特に北条・二乃っ!!!勇治の嫁に来いっ!!序だから姫武将としても鍛えてやるっ!!俺の所にも来いっ!!!可愛がってやるっ!!!」
「ええっ!!!それはちょっと・・・・・(この人に可愛がれるって、冗談じゃないわっ!!何をされるのか分かったもんじゃないしっ!!)」
「遠慮するなっ!!!それとも、勇治やこの俺様の何にが気に入らないって言うのか?」
「そうでは無く。流石に年下の陛下を男として見るのはちょっと・・・・・・(年下のガキんちょなんて嫌よっ!!!絶対に嫌っ!!!アタシはもつてカッコイイ人が良いのっ!!!)」と北条・二乃の男性タイプは、容姿の優れた顔付きの男を好む面食いである為、勇治の事を男性として見るのは早いと見て居たので、遠慮したいと
(姉妹と御家の一大事は何とかして見せるしっ!!それに絶対に結婚相手は自分自身で選びたいしっ!!それだけは避けてみせるわっ!!)と政略結婚を避けようと燃えていた。
「わたしは、陛下にお仕えしながらその人となりを知りたいと考えて居ますので、その・・・・・婚約に付いては・・・・・きゃっ!!」と頬を赤らめていた武田・陸深。
如何やら人が良すぎる勇治の魅了に中てられしまったようである。
「勇治陛下。二人をお預けするのは万が一、武田家・北条家らがキリヤ公国連合国と武力衝突と成った際に、二勢力の間に入ってくれる人物が必要です。」
「最悪の場合は武田・陸深を武田家の当主に据える事も辞さないと考えて居ります。」
「出来れますれば、キリヤ公国連合国・一正妻多側室他愛妾多伽係制度法に措いて、娘の二乃と姪っ子の武田・陸深を宗主国王・桐谷勇治公王陛下の愛妾妃(あいしょうひ)に迎えて下されば幸いです。」
「ええっと・・・・流石にそれはセレジアとリィーゼに聞かないと・・・・・」
「これは失礼いたしました。兎にも角にも先ずは、ご正妻のご許可が必要ですわよね~」と言うと、にこやかに笑顔が怖い北条・九江であった。
この後・・・・・勇治とセレジアの二人は、婚約に関する事柄に付いて即答は避け、先ずは武田・陸深の面倒を見る事から始める事し、セレジアの護衛補佐官としての職を与えて働き始めたが、これが大当たりの働き振りで、あっという間にキリヤ公国連合国省庁内で働く事を許される幹部官僚にまで上り詰めた。
勇治達は、その事に功績を鑑みて、キリヤ公国連合国・爵位13階位貴族爵位制度の中で、騎士爵位・武士爵位の両方を陞爵させられと言う珍しい爵位を与えられ、最終的な地位は、9位の男爵家へと上り詰めて行くのは、まだ先のお話である。
また北条・二乃も、母親である北条・九江・早雲の命令で、従姉妹の武田・陸深・信廉と共に、キリヤ公国連合国本国へと遣わされる事に成った。
母親から人質として差し出すと言いながらも、姉妹全員と御家の安泰を想うの為らば、勇治陛下に上手く取り入りなさいと言い含められて居た。
最初は勇治の事が只の子供でしか無く、北条姉妹と北条家を滅亡に追いやる元凶と見て居た北条・二乃は、事在る毎に勇治の事を毛嫌いして居たが、時間が経つに連れて、その人柄に惹かれて行き、悪い奴では無いと理解するに至る。
そうして共にキリヤ公国連合国と言う国造りをして行く仲に成った北条・二乃は、相手は年下ながらも本気で好きに成ってしまい。
何かにつけて一緒に仕事をしたがる様に成り、キリヤ公国・公王執務官邸官房庁・秘書官庁室への入庁を希望し、その恋心から来る熱意でバリバリと仕事を取り仕切る官僚と成った。
北条・二乃は勇治の事を桐谷勇治、又は勇治と呼び捨て扱いをして居たが、次第に親しくなると「ゆーくん」と呼ぶように成った。
その夜伽は激しく乱れ程に愛したと、後世の歴史書には書かれてしまったと言う逸話が残って居る。
そんな五等分の後北条姉妹の花嫁を迎えるのも先のお話で、オマケに和紗に気に入られ、とても良く可愛がられる事に成るのであった。

