キリヤ公国英雄戦記物語

マギアンティア世界統一暦・1555年・11月23日・午前13時02分頃・マギアンティア世界・南東部世界地域・第四文明圏・ドラゴ大陸・ドラリュウス帝国・ドラゴ連峰山脈地帯中央地域・ドラゴ連峰山脈盆地・龍帝都ドラゴ市近郊周辺地域・ダイノザウルス帝国本拠地・移動要塞ダイノーンランダーベース・ドラリュウス帝国とダイノザウルス帝国とが戦う・ドラゴ連峰山脈盆地戦争の戦場付近にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 ゴラリュウス・ドルトムント大将軍に、非常招集を掛けられた、龍帝都ドラゴ市近郊周辺地域に待機する龍戦士達。



 彼らは、30万人もの群れと成って、全長が50メートルも有る巨大な竜へと変身し、ダイノザウルス帝国軍が誇るサイボーグ兵器たるサイボーグ・ザウルスへと、肉弾戦を仕掛け挑んで行く。



「「「「「ギャオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーンンッ!!」」」」」と吠える様々な種類のサイボーグ・ザウルス達。





「「「「「ギァオオオオォォォォォーーーーースッ!」」」」」と吠えるドラリュウス帝国の龍戦士達らは、龍帝都ドラゴ市近郊周辺地域に在るドラゴ連峰山脈盆地で激突する。



 ラ・ゴーン大竜皇帝の大号令により、ダイノザウルス帝国軍は、ダイノザウルス帝国本拠地・移動要塞ダイノーンランダーベースを本陣とし、ドラゴ連峰山脈盆地で激突っ!



「陸上大戦艦マメンチサイボーグサウルス艦隊よっ!!全砲門っ!!うちーかたっ!!始めっ!!」



「「「「「撃てえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」」」」」



「「「「「ギァオオオオォォォォォーーーーースッ!」」」」」と吠える陸上大戦艦マメンチサイボーグサウルス艦隊は、ロケット弾や主砲を撃ち捲くった。



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



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バシュッ!・・・・・ゴオオオオォォォォーーーーーーーーッ!



バシュッ!・・・・・ゴオオオオォォォォーーーーーーーーッ!



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バシュッ!・・・・・ゴオオオオォォォォーーーーーーーーッ!



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バシュッ!・・・・・ゴオオオオォォォォーーーーーーーーッ!



バシュッ!・・・・・ゴオオオオォォォォーーーーーーーーッ!



「だんちゃ~く・・・・今っ!!」





 ヒユユユユュュュュュュュュュュュュウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・・・・



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 敵側各所に砲弾やロケット弾が着弾し、大爆発して行くと、それらを喰らった者達らは、粉微塵に吹き飛ぶか、手傷を追ってその場に倒れ込んでしまう。



「初弾命中っ!!目標地点への弾着修正の必要無しっ!!」



「宜しいっ!!続けて効力射撃開始っ!!」



「了解っ!!各艦へっ!!続けて撃てっ!!」





「「「「「ギァオオオオォォォォォーーーーースッ!」」」」」と吠える陸上大戦艦マメンチサイボーグサウルス艦隊は、更に全砲門を撃ち捲くった。





ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!ドドッン!!



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 ドラリュウス帝国側各所に砲弾やロケット弾が着弾し、大爆発して行くと、それらを喰らったドラリュウス帝国の龍戦士達らは、粉微塵に吹き飛ぶか、手傷を追ってその場に倒れ込んでしまう。







「うぬぬぬぬっ!!ええいっ!!者供っ!!怯むなっ!!前へっ!!前へっ!!前っ!!前へえええええぇぇぇぇぇーーーーーーっ!!」



「「「「「ギァオオオオォォォォォーーーーースッ!」」」」」と吠えるドラリュウス帝国の龍戦士達らは、バラン皇帝の士気向上させよと檄を飛ばされ、その激励に応えようと咆哮の雄叫びが木霊したのであった。









 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月26日・午前12時48分頃・マギアンティア世界・南東部世界地域・第四文明圏・ドラゴ大陸・ドラリュウス帝国・ドラゴ連峰山脈地帯中央地域・ドラゴ連峰山脈盆地・龍帝都ドラゴ市・龍帝城にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 ドラリュウス帝国とダイノザウルス帝国との戦争が開戦をしてから、丸三日が経って居た。



ゴラリュウス・ドルトムント大将軍に、非常招集を掛けられた、龍帝都ドラゴ市近郊周辺地域に待機する龍戦士達。



 彼らは、30万人もの群れと成って、全長が50メートルも有る巨大な竜へと変身し、ダイノザウルス帝国軍が誇るサイボーグ兵器たるサイボーグ・ザウルスへと、肉弾戦を仕掛け、戦場では激闘が繰り広げられて居た。





「「「「「ギャオオオオオォォォォォーーーーーーーーーーーーンンッ!!」」」」」と吠える様々な種類のサイボーグ・ザウルス達。





「「「「「ギァオオオオォォォォォーーーーースッ!!」」」」」と吠えるドラリュウス帝国の龍戦士達らは、龍帝都ドラゴ市近郊周辺地域に在るドラゴ連峰山脈盆地で激突して居たが、その決着は、今だに付く様子も見られなかった。





「ふむ・・・・・・これは・・・・」



「面倒な。」





 似たような種族を率いる二人の皇帝らは、互いに、この戦争が膠着状態に陥りつつあると悟り始めて居た。



「偉大なるバラン皇帝陛下っ!!我が竜人戦士団の総兵力が3割を切り始めました。」



「くっ!!不味いっ!!」



「ですが、幸いな事にビクトリナ南洋大戦での戦訓を教訓にして居る為、死者は激減して居ります。」とゴラリュウス大将軍からの報告を受けては居るが、戦況が膠着状態では有るが、戦況の天秤は、チョットした事で敵に傾き兼ねないと思われた。



 そんな戦況の中で、バラン皇帝は決断を迫られる事に成る。



 恐竜人と呼ばれる爬虫人類達の絶対の忠誠を誓われているダイノザウルス帝国の皇帝たる恐竜皇帝と呼ばれる爬虫人類達の皇帝、ラ・ゴーン大竜皇帝。



 彼は、まだ敵名すら知らぬ、ドラリュウス帝国との戦いが膠着状態に陥り、戦況は天秤の傾き方しだいと成って居る事に、既に気が付いて居た。





「グルルルルっ!!大軍を率いる筈の我らが、押し切れないだとっ!?」



「相手種族の将兵どもが、無駄に身体能力が高い事が、我が方の軍勢が押し切れない要因と成って居る様です。」



「ラ・ゴーン大竜皇帝陛下っ!総戦力の3パーセントが失われました。如何やら奴らは、戦闘機械化兵器との戦争経験が有る様に見受けられます。」



「その証拠に、奴らは我らサイボーグ・ザウルス兵器の兵装に対する回避行動と防御行動を取る動きが見られて居ります。」



「それだっ!!奴らめっ!!この世界で、全世界に有ったサルどもの機械人形の様な兵器を相手に、戦った事が有るのに違いないっ!!!」



「・・・・と言う事は、これ以上の戦闘行為は無意味だっ!!この世界を制覇するには、大量のサイボーグ・ザウルスが欠かせないが、それらを一から大量に揃えるのには、膨大な時間が必要な上に、手間が掛かり過ぎる。」



「三日を掛けても倒し難い相手ならば、退き時も考えるべきだろう。しかしながら、此処で簡単に引き下がるのも、将兵たちの士気に関わる。さて、如何した物か・・・・・」と思案に耽る。



 すると両者は、同時に有る決断を下し合ったのである。





「「一度軍勢を立て直すぞっ!!それで話し合いが持てそうならば、勿怪の幸いと言う物だっ!!」」



 似たような種族を率いる二人の皇帝らは、互いに同じ決断を下した瞬間を迎える事に成る。





 マギアンティア世界統一暦・1555年・11月26日・午前13時20分頃・マギアンティア世界・南東部世界地域・第四文明圏・ドラゴ大陸・ドラリュウス帝国・ドラゴ連峰山脈地帯中央地域・ドラゴ連峰山脈盆地・龍帝都ドラゴ市・龍帝城にて・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





 似たような種族を率いる二人の皇帝らは、互いに同じ決断を下し、使者を遣わす形で、名乗り合う事に成った。



 両者は近衛兵らに由る護衛で、厳重に守りを固められながら、互いに名乗り合う。



「予はっ!!ダイノザウルス帝国のラ・ゴーン大竜皇帝だっ!!」



「わしこそが、ドラリュウス帝国の竜人戦士族皇帝たるバラン・ドランガー皇帝であるっ!!!」



 両者は覇気の有る名乗りで、互いに威圧感を見せていた。 



「さてラ・ゴーン殿にお聞きしたい。貴殿は、何故に我がドラリュウス帝国の帝都である龍帝都ドラゴ市に攻め込んで来られたのだっ?」



「それは我ら1億年もの昔に栄えたザウラーリアンは、6500万年前に落下して隕石落下の影響をさけるべく地下へと逃げ延びた。」



「そして、地上世界へと戻ろうとした時には、既にサルどもが跋扈して居り、容易には戻れなかった。」





「そんな境遇である我々は、幾度も地上世界を取り戻そうと、機会を伺いながらも、戦力を整え続けて居た。」



「そして、その時を待って居た中で、長い地下世界の暮らしに措いて、体験をした事も無い、激しい地下地震振動が我らを襲ったのだ。」





「その振動が収まると、地上世界にも異変が有るのでは無いかと考え、偵察を行った。」



「其処で我らは有る事に気が付いたのだ。」



「それは数日前の事だ、地上世界の侵攻を伺って居る我らは、気が付けば、別世界へと異世界転移をして居るではないか?」



「そして、我々は転移して居た地上世界を全世界の時と同じく、慎重に偵察を重ね、当初からの目的を果たそうと考えたのだ。」





「一先ずは真上に在る大陸を勝ち取ろうと、貴国に攻め込んだと言う訳なのだ。」





「なるほど、詰まりは居場所を追われ、食い詰めた挙句に、気が付いたら異世界だった。」



「其処で貴国らの悲願である地上大陸の奪還をこのマギアンティア世界で為そうと言う積りで、我らに戦いを挑んだと言うのだな。」



「如何にもっ!理由はどうであれ、我らにもそれなりの事情が有っての戦争を仕掛けた事は詫びる事は無いが、貴国に対して全力で戦いを挑んだが、存外思い通りには為らない物だな。」



「いゃ~貴国の戦士たちは強かった。」



「ほう、それは嬉しい褒め言葉だ。貴国のからくり竜も中々の物だったぞっ!!」



 探り合いする両者だったが、互いに凡その事情が分かった。



 要するに、今は正面から戦っても勝ち切れず、だからといって強引な方法を使って勝っても、満身創痍な状態を四方の国々に晒す事に成り、下手をすれば何方も何れは共倒れに成ると言う事に成るだろうと言う事に成り兼ねないのである。



 そんな結末が分かった二人は、決断をする。



「ラ・ゴーン殿。貴国の技術力と国軍兵力の力を見込んで、提案が有るのだが?」



「ほう、我らも貴国の実力を目の当たりにして、頼み事と売り込みたい事が有るのだが?」



「そうなのか?成らば片方づつ言うよりも、互いに言い合ってみては、如何かな?」



「良いだろう。」とラ・ゴーンは、バランからの提案を了承する





「「此処は互いに手を取り合って、互いの利益を達成して見ては如何かな?」」



「ふふふふ・・・・・」



「くくくくくっ!!」



「「グルルルルっ!!グハハハハハハッ!!」」





「そうかっ!!そうかっ!!」



「考える事は同じか?」



「如何やら、その様だな?」



「わしは機械人形と言う、おもちゃに対抗する様な兵器が欲しいと思って居た。」



「我らは寄る辺と成り得る土地が欲しい。」





「成らば、わしの方は、貴国と貴殿らに対して、ドラリュウス帝国の南東部一帯に在る。ドラリュウス紅龍大火山脈地方と草原地帯を自治国領として与えよう。」



「ほう、自治国領とな?」



「それは我が帝国の国内向けの方便と思って構わない。ダイノザウルス帝国のラ・ゴーン大竜皇帝殿は、今まで通りにダイノザウルス帝国の皇帝陛下で、立派な独立国家の皇帝。」



「それに加えて同等の連合盟主王同士の皇帝だ。このわしからの提案、如何だろうか?ラ・ゴーン大竜皇帝殿?」



「良いだろう。その申し出を受けよう。バラン皇帝殿。」





 似たような種族を率いる二人の皇帝らは、互いに同じ決断を下し、対等な皇帝同士で手を組むと言う事に成った。



 マギアンティア世界を知らないラ・ゴーンは、土地と地の利に明るいバラン皇帝を利用する為、バランは、ダイノザウルス帝国の兵器技術力と大兵力を利用したいが為に、互いに手を取り合う事にした。



 これが後にマギアンティア世界大戦に繋がる大龍同盟の始まりと成る出来事で有った事を付け加えて置く。