眠気と闘いながら学級日誌を書く「次、成田さん」放課後、先生と面談するために残る「綾人(あやと)、暇ぁ」「しらねぇよ」後ろからクラスメイトに話しかけられる「綾人恋バナしよ」「学級日誌を書いてんのわからない?」「綾人好きな人誰?」そんなこと知らんこっちゃないと話を進める「目の前にいるのに言えるわけないだろ」「ちょっと待て?この中にいるの?」やらかした、女子は数人しかいないので盛大に自爆する「あー綾人の好きな人、俺知ってるよ?」「待て待て待て待て」「綾人、集合」「はいはい」席を立ってクラスメイト、大成の元へ行く「え?凛さん?」小声で聞かれる「黙秘権で」隠し事は苦手な方である「はいはい、凛さんね」「終わったぁ、成宮さん行ってらっしゃい」「凛さん行ったね、うん綾人凛さん好きなの?」「好きですハイ」「へー、告っちゃいなよ」「悪魔」「今告らなくていつ告る?」「絶好のタイミングだけどさ」「君は背中押されないと告れないタイプでしょ?」「そうだけど…確かにタイミング良すぎるな」「じゃぁ帰ってきたら告っちゃいなよ」「告るかぁ」そうこれが俺の悪い癖、ノリである、これにより何度振られたことか「ただいま、西村さん次どうぞ」「あっはーい、綾人頑張ってねぇ」「えー?何頑張るの?」「凛さんってさ、優しいよね?」「え?何いきなり?」「そういうところが好きです、付き合ってください」とりあえず土下座の勢いで頭を下げて懇願する「え?無理です…ごめんなさい」「ブッ、ドンマイ綾人」「なんかごめん」「ハイ」「今日はこれでおしまいだって」「さっさと学級日誌を出してください」「あっはい」学級日誌に名前を書いて先生に渡す「綾人くん、なんかあった?」「いや特に」「そっかありがとう学級日誌」「綾人〜今日赤飯にするね」「綾人俺たちも焼肉行こうか、丁度割引手に入ったところなんだよ」「あーちょっと待って」親に電話をかける『いいよ別に、掃除の邪魔になるし』「掃除?」『明日の午後から再婚相手が来るのよ』「あー、言ってたな、じゃぁ掃除頑張って」『はいはーいじゃ切るね』「OKって?」「OK、行こう」
「これで何人目?」「15人目、27回」「精神力だけは褒めておく」「ほいこれカルビ」「ありがとう」こういう時大成は何気に気にかけてくれる「今回はなぜ好きになった?」「…優しかった」「そんだけ?」「ゴミ未満の扱いからのあれは普通に嬉しい」「小学生の時は大変だったもんな」大成が苦笑する「マジで、小学生の頃の待遇が当たり前だったこそ“普通”が幸せなんだよな」「大変だったなぁ」「大変だったよ」「明日暇?」「午前なら?」「じゃぁ遊ぼうぜ、大輝誘って」「いいなそれ、あでも許可出るかな?」「さぁ、出なかったら後日に」「OK」
「ただいま」「おかえり、綺麗でしょ」「はいはいお母さんはいつも綺麗です」「違う、家」「確かに綺麗だな」「明日の午後から再婚相手がお家に来るから」「顔合わせは?」「してなかったねそういえば」「大丈夫かよ」「大丈夫でしょ、なんとかなるって」この適当な性格治らないのかと思いながら靴を脱ぐ「じゃぁ午前は暇なんだな?」「遊びに行くんでしょ、行っておいで、昼までに帰ってきてくれればいいから」「OK」
「へー、再婚ねぇ」「何だよニヤついて」「いやだって、連れ子とか」「同じ学校だったら面白いな」「いる前提で進めるなよ大輝も」「だって面白いじゃん、さてと軍拡軍拡ぅ」そう言って趣味友達である大輝がミリタリーショップに入っていく「また買うの?前買ったばっかじゃん」「お前も買えば?」大成は毎回付き合わされては日用品に使えそうなものを買っていく「いやそこまで興味ねえし、今日は何を買うんだ?」「スコープ」「また?」「スコープはスコープでも種類があるのだよ大成君」「そうだよ、ドイツのスコープ、ショートスコープ、実物」「始まった」「昼までに帰らないと親に殺されるから早くしよ」「俺も今日は昼まで」「カラオケ」「いかねぇよ」「しばくぞ?」「わかったって、サーマルスコープだってさ」「多分大成こう思ってるよ、要らん」「その通り」「わかってないねぇ大成君は」「いやそれに関してはマジで要らん」「ふざけんなよ?」3人で笑いながらスコープの棚を見ていく
「ただい…何でいるの?」結局帰ってきたのは1時だった、そしてドアを開けて全てを察した「…まさか連れ子って」「…連れ子がいることすら聞いてないんだけど」「いや、嘘でしょぉ」「とりあえず告白したことは親に内緒でお願いします」「するわけないでしょそんな話」「なら安心」そう、再婚相手には連れ子がおり、それが成宮凛、つまり前日に振られた女である「おかえり〜再婚相手の子供の凛ちゃん」「俺聞いてないんだけど連れ子いるの」「言ってないもん」「母さん」「まぁ仲良くしましょう、綾人さん」「よろしくお願いします凛さん」「玄関でお話しせず、ほら」「とりあえず荷物置いてくる」「私も着替えて来る」2階に登って部屋に荷物を置く「表面上だけでいいから仲良くして」部屋を出ると上着を脱いだ凛が待っていた「わかってるって、個人的には仲良くしたいけど」「絶対嫌」「デスヨネー」告ってきた人をフルにはフルなりの理由がある、嫌いなんだろうなと思う「とりあえず降りますかねぇ、とりあえず表面上だけ仲良くね」「わかってる、てか関わりたくない」「せめて拒絶しないで?」「最低限は関わる、必要以上絡んでこないで、家でも学校でも」「扱いひどいなぁ」「じゃ、親に関係バレなようにしてくれればそれでいいから」そう言って階段を降りていく
「美味しいねぇ…」「そう言ってくれると嬉しいわー」「毎日食べれる綾人君は羨ましいよ」「今日から毎日食べれるじゃないですか、嫌でも」「嫌なの?」「んなわけ無いだろ」「春翔さんのご飯美味しいですね、息子は下手なのに」「家庭科室燃やしたのはいい思い出」「マジで何やってんの?」間違えてガスコンロに油をぶちまけ大炎上挙げ句の果てには水と間違えて油を撒き家庭科室一部屋が無くなった「凛ちゃん、下手の次元じゃ無いよ綾人は」「そうですね、根本的問題ですね、同じクラスなので当事者でした」「本当、何やってんだか、バカでしょこの子」「本当、アホです」「死傷者出なかったからセーフ」「綾人くん、請求書みる?」母は笑顔だが目が笑っていない「遠慮しておきます」「本当…馬鹿みたい」「んなこと言うなよ」「2人とも、クラスだと仲良いの?」「ほとんど喋りませんね」「そうだな、委員会一緒なだけで」好きになった理由も委員会絡みである「まぁ、仲良くしてくれよ、離婚理由子供の不仲とかはやめてくれよ?」「わかってますよ、それに不仲ではないので」漢字漢字漢字漢字
「これで何人目?」「15人目、27回」「精神力だけは褒めておく」「ほいこれカルビ」「ありがとう」こういう時大成は何気に気にかけてくれる「今回はなぜ好きになった?」「…優しかった」「そんだけ?」「ゴミ未満の扱いからのあれは普通に嬉しい」「小学生の時は大変だったもんな」大成が苦笑する「マジで、小学生の頃の待遇が当たり前だったこそ“普通”が幸せなんだよな」「大変だったなぁ」「大変だったよ」「明日暇?」「午前なら?」「じゃぁ遊ぼうぜ、大輝誘って」「いいなそれ、あでも許可出るかな?」「さぁ、出なかったら後日に」「OK」
「ただいま」「おかえり、綺麗でしょ」「はいはいお母さんはいつも綺麗です」「違う、家」「確かに綺麗だな」「明日の午後から再婚相手がお家に来るから」「顔合わせは?」「してなかったねそういえば」「大丈夫かよ」「大丈夫でしょ、なんとかなるって」この適当な性格治らないのかと思いながら靴を脱ぐ「じゃぁ午前は暇なんだな?」「遊びに行くんでしょ、行っておいで、昼までに帰ってきてくれればいいから」「OK」
「へー、再婚ねぇ」「何だよニヤついて」「いやだって、連れ子とか」「同じ学校だったら面白いな」「いる前提で進めるなよ大輝も」「だって面白いじゃん、さてと軍拡軍拡ぅ」そう言って趣味友達である大輝がミリタリーショップに入っていく「また買うの?前買ったばっかじゃん」「お前も買えば?」大成は毎回付き合わされては日用品に使えそうなものを買っていく「いやそこまで興味ねえし、今日は何を買うんだ?」「スコープ」「また?」「スコープはスコープでも種類があるのだよ大成君」「そうだよ、ドイツのスコープ、ショートスコープ、実物」「始まった」「昼までに帰らないと親に殺されるから早くしよ」「俺も今日は昼まで」「カラオケ」「いかねぇよ」「しばくぞ?」「わかったって、サーマルスコープだってさ」「多分大成こう思ってるよ、要らん」「その通り」「わかってないねぇ大成君は」「いやそれに関してはマジで要らん」「ふざけんなよ?」3人で笑いながらスコープの棚を見ていく
「ただい…何でいるの?」結局帰ってきたのは1時だった、そしてドアを開けて全てを察した「…まさか連れ子って」「…連れ子がいることすら聞いてないんだけど」「いや、嘘でしょぉ」「とりあえず告白したことは親に内緒でお願いします」「するわけないでしょそんな話」「なら安心」そう、再婚相手には連れ子がおり、それが成宮凛、つまり前日に振られた女である「おかえり〜再婚相手の子供の凛ちゃん」「俺聞いてないんだけど連れ子いるの」「言ってないもん」「母さん」「まぁ仲良くしましょう、綾人さん」「よろしくお願いします凛さん」「玄関でお話しせず、ほら」「とりあえず荷物置いてくる」「私も着替えて来る」2階に登って部屋に荷物を置く「表面上だけでいいから仲良くして」部屋を出ると上着を脱いだ凛が待っていた「わかってるって、個人的には仲良くしたいけど」「絶対嫌」「デスヨネー」告ってきた人をフルにはフルなりの理由がある、嫌いなんだろうなと思う「とりあえず降りますかねぇ、とりあえず表面上だけ仲良くね」「わかってる、てか関わりたくない」「せめて拒絶しないで?」「最低限は関わる、必要以上絡んでこないで、家でも学校でも」「扱いひどいなぁ」「じゃ、親に関係バレなようにしてくれればそれでいいから」そう言って階段を降りていく
「美味しいねぇ…」「そう言ってくれると嬉しいわー」「毎日食べれる綾人君は羨ましいよ」「今日から毎日食べれるじゃないですか、嫌でも」「嫌なの?」「んなわけ無いだろ」「春翔さんのご飯美味しいですね、息子は下手なのに」「家庭科室燃やしたのはいい思い出」「マジで何やってんの?」間違えてガスコンロに油をぶちまけ大炎上挙げ句の果てには水と間違えて油を撒き家庭科室一部屋が無くなった「凛ちゃん、下手の次元じゃ無いよ綾人は」「そうですね、根本的問題ですね、同じクラスなので当事者でした」「本当、何やってんだか、バカでしょこの子」「本当、アホです」「死傷者出なかったからセーフ」「綾人くん、請求書みる?」母は笑顔だが目が笑っていない「遠慮しておきます」「本当…馬鹿みたい」「んなこと言うなよ」「2人とも、クラスだと仲良いの?」「ほとんど喋りませんね」「そうだな、委員会一緒なだけで」好きになった理由も委員会絡みである「まぁ、仲良くしてくれよ、離婚理由子供の不仲とかはやめてくれよ?」「わかってますよ、それに不仲ではないので」漢字漢字漢字漢字
