小６の僕は、進級したときに、また例のことを思い出した。そして、今度はこんなことを考えた。

　(もしかしたら、空気のある所だけは、海のように澄んだ美しい空が生まれるのではないか。でも、それだと、星や月が見える夜空の事は説明がつかないな。5年の時はどう考えていたんだっけ_____？)

きーん、こーん、かーん、こーん。

　すると気が抜けたような音が鳴り始めた。はっとした僕は、_____人生で1番と言っていいかもしれない_____とにかく、空と同じ真っ青になる位焦った。
（やばい、先生の話全く聞いてなかった、どうしよ）