「あ、亀井戸くんだ。」
「えー古平さん!? 珍し。」
体育館から出てきた友達は亀井戸晃太という。男バスに所属していて三度の飯よりバスケが好きと言うほどバスケに打ち込むクラスメイトだ。いつもの制服姿より強くて格好良く見えた。
「部活お疲れ様。」
「ありがとう。あ、颯先輩は顧問に呼び出されててもうちょっと時間掛かりそう。もしかしてこの後デート?」
顔がカッと熱くなった。今日の部活終わった後にお泊まりデートをしようと誘われていて眠れないほど楽しみにしていたからだ。
「…うん、凄く楽しみ。」
「あ、言ってたら先輩来たみたい。」
隣には同じクラスの山元七海という男バスマネージャーが腕を組んで歩いていた。
「隠れよ!」
亀井戸くんに腕を取られ体育倉庫の裏からそっと2人を伺った。
「あーあデートだるいなぁ。」
油断しきっているのかよく通る声で言い放った。
「颯くん今日は誰とデートなの?」
七海の方が私よりずっと颯先輩より仲睦まじそうに見える。負けたなと思った。
「今日は葵衣。そろそろ抱き飽きてきたしもう終わりにしたいなぁって思ってた頃。正直七海が本命だよ。さっきの続きうちでする?」
「え…」
思わず声が出てしまった。私の驚く声は七海の甲高い笑い声に掻き消されて2人に届くことはなかった。
「本当颯くん悪い人。そういう所が大好きなんだけどね。ねぇ今日のデート断ってきなよ。」
「そうするわ。」
2人の影が見なくなっても私は体育倉庫の裏から動き出せなかった。
「古平さん?」
「あ、ごめん。平気。この後暇になっちゃった。どうしよう。」
「俺で良ければ何時でも話聞くからな。」
1分もしないうちに新着メッセージがくる。「葵衣今日のお泊まりデートなんだけど、急に家の用事入って出来なくなっちゃった。まじごめん。また今度泊まりに来てよ。大好きだよ。」なんて書いてある。さっきの盗み聞きした会話を思い出して段々と腹が立ってくる。
「古平さん一緒に帰ろ。着替えてくるからちょっと待っててよ。」
「亀井戸くん私は…」
気にしていないと言うつもりだった。目から涙が溢れ出ることに気が付くまでは。私はこんなにも先輩が好きで好きで堪らないのに全て私の勘違いで遊ばれていることを受け入れた時に1番傷付いた。
「やっぱ一緒に帰りたいです。そこで泣いていいですか。」
「5分で戻る!」
「えー古平さん!? 珍し。」
体育館から出てきた友達は亀井戸晃太という。男バスに所属していて三度の飯よりバスケが好きと言うほどバスケに打ち込むクラスメイトだ。いつもの制服姿より強くて格好良く見えた。
「部活お疲れ様。」
「ありがとう。あ、颯先輩は顧問に呼び出されててもうちょっと時間掛かりそう。もしかしてこの後デート?」
顔がカッと熱くなった。今日の部活終わった後にお泊まりデートをしようと誘われていて眠れないほど楽しみにしていたからだ。
「…うん、凄く楽しみ。」
「あ、言ってたら先輩来たみたい。」
隣には同じクラスの山元七海という男バスマネージャーが腕を組んで歩いていた。
「隠れよ!」
亀井戸くんに腕を取られ体育倉庫の裏からそっと2人を伺った。
「あーあデートだるいなぁ。」
油断しきっているのかよく通る声で言い放った。
「颯くん今日は誰とデートなの?」
七海の方が私よりずっと颯先輩より仲睦まじそうに見える。負けたなと思った。
「今日は葵衣。そろそろ抱き飽きてきたしもう終わりにしたいなぁって思ってた頃。正直七海が本命だよ。さっきの続きうちでする?」
「え…」
思わず声が出てしまった。私の驚く声は七海の甲高い笑い声に掻き消されて2人に届くことはなかった。
「本当颯くん悪い人。そういう所が大好きなんだけどね。ねぇ今日のデート断ってきなよ。」
「そうするわ。」
2人の影が見なくなっても私は体育倉庫の裏から動き出せなかった。
「古平さん?」
「あ、ごめん。平気。この後暇になっちゃった。どうしよう。」
「俺で良ければ何時でも話聞くからな。」
1分もしないうちに新着メッセージがくる。「葵衣今日のお泊まりデートなんだけど、急に家の用事入って出来なくなっちゃった。まじごめん。また今度泊まりに来てよ。大好きだよ。」なんて書いてある。さっきの盗み聞きした会話を思い出して段々と腹が立ってくる。
「古平さん一緒に帰ろ。着替えてくるからちょっと待っててよ。」
「亀井戸くん私は…」
気にしていないと言うつもりだった。目から涙が溢れ出ることに気が付くまでは。私はこんなにも先輩が好きで好きで堪らないのに全て私の勘違いで遊ばれていることを受け入れた時に1番傷付いた。
「やっぱ一緒に帰りたいです。そこで泣いていいですか。」
「5分で戻る!」
