「そんなに金がほしいなら…。ほら、やるよ」


そう言って、わたしに絡んでいた不良の頬を300万円の札束で引っ叩いたのは――。

学校一の地味男子“ジミー”こと、影山一颯(かげやまいぶき)だった。


しかし、その正体は――。


「おっ…お前、何者なんだよ!?」

「ん?なにって?ただのパリピです」


オシャレな格好で、オシャレな場所で、オシャレな仲間たちと夜な夜なエンジョイする…超パリピだった!