七章
当初の目的だった南の島に鳥井を探しに行ってみたものの、想像していたより広い所で観光名所も沢山あり、四日程滞在したが見つけられるはずもなく、時間を無駄にしただけだった。
次に向かったのは俺と鳥井が初めて出会った駅だった。もう、ここしか思い当たる所が無かったからである。南の島からフェリーと在来線を乗り継いで来たら、予想よりも時間を要してしまい、一日半掛かってしまう。到着すると、辺りはすでに暗くなり始めていた。
降り立った瞬間に無意味にホームを見渡してみるも、鳥井は見つからなかった。戻ってきたものの何か当てがあるわけでもなく、改札口を抜けて辺り散策しながら探してみたけれど、見つかる事は無かった。漠然としていたし、見つからなくて当たり前といえば当たり前だった。
再び駅に戻るとホームのベンチに座り込む。他に行きそうな所が思いつかない。当然か。俺は鳥井の事を深く知っているわけではないのだから。
せめて通っていた高校が分かれば、そこから何か手がかりが掴める可能性があるが鞄の中に入っている制服だけだと特定することは難しそうだ。いや、変に高校の前をうろうろとしていたら通報されそうだから、分かっても止めた方が良さそうだ。
ダメ元で一緒に行ったショッピングモールに向かったが、時間間隔が完全に失われていて、到着した時にはすでに閉店時間を過ぎてしまっていた。
仕方がないので、近くのネットカフェで泊まる事にする。兄の会員カードで受付を済ませ個室の中に入ると一気に疲れが押し寄せてきて床に倒れ込んでしまう。一日以上移動しっぱなしというのもあるが、まだ体調が本調子でないのも原因だった。
闇雲に探しても見つかるわけがない。それは充分に分かっている事であったが他に出来る事もない。ただ、何も手がかりが無い状態なのでこれ以上は何もできないのかもしれない。この辺りが手の引き時だろうか。
ここまでやってきたのだし明日一日だけショッピングモール内を探して、それでも見つからないようならば諦めよう。手の届かない場所に行ってしまったらどうしようもない。俺の役割もここまでのようだ。
そう決心すると、倒れ込んだ姿勢のまま、俺は眠りへとついた。
当初の目的だった南の島に鳥井を探しに行ってみたものの、想像していたより広い所で観光名所も沢山あり、四日程滞在したが見つけられるはずもなく、時間を無駄にしただけだった。
次に向かったのは俺と鳥井が初めて出会った駅だった。もう、ここしか思い当たる所が無かったからである。南の島からフェリーと在来線を乗り継いで来たら、予想よりも時間を要してしまい、一日半掛かってしまう。到着すると、辺りはすでに暗くなり始めていた。
降り立った瞬間に無意味にホームを見渡してみるも、鳥井は見つからなかった。戻ってきたものの何か当てがあるわけでもなく、改札口を抜けて辺り散策しながら探してみたけれど、見つかる事は無かった。漠然としていたし、見つからなくて当たり前といえば当たり前だった。
再び駅に戻るとホームのベンチに座り込む。他に行きそうな所が思いつかない。当然か。俺は鳥井の事を深く知っているわけではないのだから。
せめて通っていた高校が分かれば、そこから何か手がかりが掴める可能性があるが鞄の中に入っている制服だけだと特定することは難しそうだ。いや、変に高校の前をうろうろとしていたら通報されそうだから、分かっても止めた方が良さそうだ。
ダメ元で一緒に行ったショッピングモールに向かったが、時間間隔が完全に失われていて、到着した時にはすでに閉店時間を過ぎてしまっていた。
仕方がないので、近くのネットカフェで泊まる事にする。兄の会員カードで受付を済ませ個室の中に入ると一気に疲れが押し寄せてきて床に倒れ込んでしまう。一日以上移動しっぱなしというのもあるが、まだ体調が本調子でないのも原因だった。
闇雲に探しても見つかるわけがない。それは充分に分かっている事であったが他に出来る事もない。ただ、何も手がかりが無い状態なのでこれ以上は何もできないのかもしれない。この辺りが手の引き時だろうか。
ここまでやってきたのだし明日一日だけショッピングモール内を探して、それでも見つからないようならば諦めよう。手の届かない場所に行ってしまったらどうしようもない。俺の役割もここまでのようだ。
そう決心すると、倒れ込んだ姿勢のまま、俺は眠りへとついた。

