子供の頃から人の背後に漢数字が見える知り合いがいます。
 その漢数字は、その人の寿命とのことでした。
 一年ごとに一つ減るそうで、ゼロになると、その人は亡くなってしまいます。
 その話を聞き「私の数字はどうです?」と聞いてみました。
 教えてくれませんでした。
 ですが、その人の表情から私は、自分の余生が長くないことを悟りました。
 もちろん、全部が間違っている可能性はあります。
 この話は嘘なのかもしれません。
 それでも人は永遠に生きられないことに変わりはありません。
 残された日々を精いっぱい暮らしていきたいと思います。