ブログ『タケチャンのいろいろ日記』より
なんか最近、コメントが荒れがちですね(汗)
すみませんが、制限をかけさせてもらいました。先輩の情報については、もうそろそろ募らなくてもいいかなって。
そういえば、先輩とキャンプに行った時の話をしてなかったですね(汗)
一泊二日の日程で、僕の車にテントを積んで行きました。
先輩はソロキャンプの経験があって、すごく頼もしかったです。
料理は苦手みたいでしたが、代わりに面倒な買い出し等をやってくれて。
なんだか今となっては懐かしいですね。
そうそう、先輩が女性ってことで、二人で出かけるくらい仲良しってことは付き合ってたんじゃないかってコメントが来てましたけど、そうだったらどんなに良かったか(笑)
僕は先輩の顔がめっちゃ好きって伝えてたんですけど(笑)、先輩は脈なしというかなんというか、完全に冗談として受け取られてました。
恋人がいるかどうかも探ってみたんですけど、そういうわけでもなかったですし。先輩はたぶん、僕と違って男の人が好きだったんでしょうね。
それか、単に僕みたいなのが好みじゃなかったとか。ぶりっ子するなって言われることもありましたし。そんなつもりはなくて、たんにこれが僕ってだけなんですけど(泣)
その日、先輩が調子乗って、専門家でもないのに野草やらなんやらを採ってきて。
野草図鑑持ってきてるから、大丈夫だから! って言ってたとき、ちゃんと止めたんですよ? 他の人だったら僕も面白がって強く言わなかったかもですけど(笑)。
なんかムッとしてるな、とは思ってたんですけど、まさか一人で食べるなんてね。
ばかですよね。好きって言ってた口で言うのかって感じですけど、事実なんで。
次の日の朝には文字通り、冷たくなってました。
原因が明白すぎて、焦りながらも呆れましたよ。
これ、下手したら僕が罪に問われるじゃん? って。
見た目には寝てるのと変わらないから、助手席に座らせて帰って、僕の部屋に寝かせておきました。黙ってるとほんとかわいい、とか考えたりして(笑)。
そうしているうちに通報のタイミングを逃してしまい、なにもなかったみたいな日常を送ってました。
何日か経って、さすがにおかしいかも、と思いました。
夏だったし、普通すぐ腐ると思うんですけど、
日焼け止めでしっかり守られてきたご自慢の白い肌も、
いつもこっそり嗅いでいた先輩のにおいも、ずっとそのままだったから。
そのうち気づきました。先輩は死んでないって。
肌からポツポツした有機的なものが生えてきて、最初はなにこれって思ったんですけど、
そのうちまた先輩が、ゆっくりだけど動くようになって。
話しかけたら、ちゃんと聞こえているかはわからないけど、頷いてくれるようになって。
ゆらゆら身体を揺らすのを見ていて、わかったんです。
これが先輩なんだ、先輩はキノコになって、ずっと生きてるんだって。
でも、それが先輩ってわかる人は僕だけ。
それって寂しいじゃないですか。
人は忘れられたときに死ぬって、先輩が貸してくれた本のどれかに書いてあったような気がしますし。
体が形を変えて生き続けたって、誰にも認識されなかったら死んでいるのとなにが違うんですか?
だから僕は頑張りました。
その過程と成果を、皆さんは見ているはずです。
みんな先輩のことを、止石えみかを愛してくれてます。
僕も大好きです。以前はちょっと煩いときもあったけど、今は微笑むだけ。僕だけの先輩にしなかったのは僕の愛です。生きていてほしかったから。
いままで僕に生えた先輩は、目立ったらいけないから除去してきたけど、
もうそんな、つらくて悲しいことをしなくても大丈夫そうですね。
そろそろ体も思ったように動かなくなってきたし、このブログの更新も今日で最後にします。
みなさんさようなら。
僕を含めた、たくさんの人たちの代わりに、
無数の止石えみかは生きていくことでしょう。
なんか最近、コメントが荒れがちですね(汗)
すみませんが、制限をかけさせてもらいました。先輩の情報については、もうそろそろ募らなくてもいいかなって。
そういえば、先輩とキャンプに行った時の話をしてなかったですね(汗)
一泊二日の日程で、僕の車にテントを積んで行きました。
先輩はソロキャンプの経験があって、すごく頼もしかったです。
料理は苦手みたいでしたが、代わりに面倒な買い出し等をやってくれて。
なんだか今となっては懐かしいですね。
そうそう、先輩が女性ってことで、二人で出かけるくらい仲良しってことは付き合ってたんじゃないかってコメントが来てましたけど、そうだったらどんなに良かったか(笑)
僕は先輩の顔がめっちゃ好きって伝えてたんですけど(笑)、先輩は脈なしというかなんというか、完全に冗談として受け取られてました。
恋人がいるかどうかも探ってみたんですけど、そういうわけでもなかったですし。先輩はたぶん、僕と違って男の人が好きだったんでしょうね。
それか、単に僕みたいなのが好みじゃなかったとか。ぶりっ子するなって言われることもありましたし。そんなつもりはなくて、たんにこれが僕ってだけなんですけど(泣)
その日、先輩が調子乗って、専門家でもないのに野草やらなんやらを採ってきて。
野草図鑑持ってきてるから、大丈夫だから! って言ってたとき、ちゃんと止めたんですよ? 他の人だったら僕も面白がって強く言わなかったかもですけど(笑)。
なんかムッとしてるな、とは思ってたんですけど、まさか一人で食べるなんてね。
ばかですよね。好きって言ってた口で言うのかって感じですけど、事実なんで。
次の日の朝には文字通り、冷たくなってました。
原因が明白すぎて、焦りながらも呆れましたよ。
これ、下手したら僕が罪に問われるじゃん? って。
見た目には寝てるのと変わらないから、助手席に座らせて帰って、僕の部屋に寝かせておきました。黙ってるとほんとかわいい、とか考えたりして(笑)。
そうしているうちに通報のタイミングを逃してしまい、なにもなかったみたいな日常を送ってました。
何日か経って、さすがにおかしいかも、と思いました。
夏だったし、普通すぐ腐ると思うんですけど、
日焼け止めでしっかり守られてきたご自慢の白い肌も、
いつもこっそり嗅いでいた先輩のにおいも、ずっとそのままだったから。
そのうち気づきました。先輩は死んでないって。
肌からポツポツした有機的なものが生えてきて、最初はなにこれって思ったんですけど、
そのうちまた先輩が、ゆっくりだけど動くようになって。
話しかけたら、ちゃんと聞こえているかはわからないけど、頷いてくれるようになって。
ゆらゆら身体を揺らすのを見ていて、わかったんです。
これが先輩なんだ、先輩はキノコになって、ずっと生きてるんだって。
でも、それが先輩ってわかる人は僕だけ。
それって寂しいじゃないですか。
人は忘れられたときに死ぬって、先輩が貸してくれた本のどれかに書いてあったような気がしますし。
体が形を変えて生き続けたって、誰にも認識されなかったら死んでいるのとなにが違うんですか?
だから僕は頑張りました。
その過程と成果を、皆さんは見ているはずです。
みんな先輩のことを、止石えみかを愛してくれてます。
僕も大好きです。以前はちょっと煩いときもあったけど、今は微笑むだけ。僕だけの先輩にしなかったのは僕の愛です。生きていてほしかったから。
いままで僕に生えた先輩は、目立ったらいけないから除去してきたけど、
もうそんな、つらくて悲しいことをしなくても大丈夫そうですね。
そろそろ体も思ったように動かなくなってきたし、このブログの更新も今日で最後にします。
みなさんさようなら。
僕を含めた、たくさんの人たちの代わりに、
無数の止石えみかは生きていくことでしょう。
