いかがだったでしょうか?
以上が私の体験した内容になります。もちろん、最初にお伝えしたとおり、これはあくまでもフィクションになりますので、本当にあったことではないことは、改めて念をおさせていただきます。
その上で、もし私が体験した内容、特にカイヌキというものに興味を持たれるようであれば、一つだけみなさんに考えていただきたいことがあります。
私は、最初にカイヌキのことを公開するに至った理由に、この世には表と裏の世界があるとお伝えしました。
もし、当たり前に存在する平穏な世界が表の世界だとしたら、カイヌキはその世界を支える裏の世界になるということです。
カイヌキは、長い間人知れず厄災を祓うために行われてきた儀式です。その内容は、お伝えしたとおり志願者という生贄の命を代償にするものです。
そのため、世界は常になにかの犠牲の上に成り立っており、私を含めて多くの人はそのことに気づかないまま現実を生きているという事実を、みなさんにはぜひ知って欲しかったのです。
少し話が長くなりましたが、最後に一つお願いがあります。私は、カイヌキを公開する際にもう一つ理由があるともお伝えしました。あくまでも個人的な理由でありますので、あえて最後に伝えさせていただきます。
私は、黒田さんの最後を見届けました。黒田さんが虎から猫になったことを考えたら、黒田さんは少なくとも亡くなった奥さんと再会できたと想って人生に幕をおろしたと思います。
だとすれば、黒田さんが下した決断は間違いだったとは一概に言えないのかもしれません。
そう考えるようになったのは、私のもとに一つの知らせが届いた時からです。ある団体から秘密裏に届いたものですが、その内容はカイヌキの志願者に参加するための資料のようなものでした。
その資料は、私の意思で取り寄せたものです。この資料にもとづいて志願者になる意思表示をすれば、私も志願者としてカイヌキに参加することができるでしょう。
おそらく、なぜそんなことを言い出すのかかと思われたことでしょう。カイヌキで会えるのは悪霊だということは、私も重々承知です、
しかし、私は二回目のカイヌキの儀式ではっきり目撃してしまったのです。
どす黒い霧をまとったなにかの足が、間違いなく事故で亡くした家族のものだったことを。
おかげで、その光景が今も頭を離れません。あれは悪霊が見せる幻覚だとしても、私はどうしてもどす黒い霧に包まれている本体を見たい気持ちをおさえることができないでいます。
そこでみなさんにお願いがあります。
私は、一体どうしたらいいでしょうか?
その答えを求める為に、今回みなさんにカイヌキについて公開したというわけです。
ぜひ、私がとるべき行動をコメントで教えていただけたらと思います。
人生は、どれだけ長く生きるかということよりも、良くも悪くも自分が下した決断に納得できるかが重要だという黒田さんの教えに従い、私もみなさんの意見を参考に決断したいと思います。
ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
〜完〜
以上が私の体験した内容になります。もちろん、最初にお伝えしたとおり、これはあくまでもフィクションになりますので、本当にあったことではないことは、改めて念をおさせていただきます。
その上で、もし私が体験した内容、特にカイヌキというものに興味を持たれるようであれば、一つだけみなさんに考えていただきたいことがあります。
私は、最初にカイヌキのことを公開するに至った理由に、この世には表と裏の世界があるとお伝えしました。
もし、当たり前に存在する平穏な世界が表の世界だとしたら、カイヌキはその世界を支える裏の世界になるということです。
カイヌキは、長い間人知れず厄災を祓うために行われてきた儀式です。その内容は、お伝えしたとおり志願者という生贄の命を代償にするものです。
そのため、世界は常になにかの犠牲の上に成り立っており、私を含めて多くの人はそのことに気づかないまま現実を生きているという事実を、みなさんにはぜひ知って欲しかったのです。
少し話が長くなりましたが、最後に一つお願いがあります。私は、カイヌキを公開する際にもう一つ理由があるともお伝えしました。あくまでも個人的な理由でありますので、あえて最後に伝えさせていただきます。
私は、黒田さんの最後を見届けました。黒田さんが虎から猫になったことを考えたら、黒田さんは少なくとも亡くなった奥さんと再会できたと想って人生に幕をおろしたと思います。
だとすれば、黒田さんが下した決断は間違いだったとは一概に言えないのかもしれません。
そう考えるようになったのは、私のもとに一つの知らせが届いた時からです。ある団体から秘密裏に届いたものですが、その内容はカイヌキの志願者に参加するための資料のようなものでした。
その資料は、私の意思で取り寄せたものです。この資料にもとづいて志願者になる意思表示をすれば、私も志願者としてカイヌキに参加することができるでしょう。
おそらく、なぜそんなことを言い出すのかかと思われたことでしょう。カイヌキで会えるのは悪霊だということは、私も重々承知です、
しかし、私は二回目のカイヌキの儀式ではっきり目撃してしまったのです。
どす黒い霧をまとったなにかの足が、間違いなく事故で亡くした家族のものだったことを。
おかげで、その光景が今も頭を離れません。あれは悪霊が見せる幻覚だとしても、私はどうしてもどす黒い霧に包まれている本体を見たい気持ちをおさえることができないでいます。
そこでみなさんにお願いがあります。
私は、一体どうしたらいいでしょうか?
その答えを求める為に、今回みなさんにカイヌキについて公開したというわけです。
ぜひ、私がとるべき行動をコメントで教えていただけたらと思います。
人生は、どれだけ長く生きるかということよりも、良くも悪くも自分が下した決断に納得できるかが重要だという黒田さんの教えに従い、私もみなさんの意見を参考に決断したいと思います。
ここまでおつきあいいただき、ありがとうございました。
〜完〜



