これから投稿する話は、体験談となっていますがあくまでもフィクションだということを強く念押ししておきます。

なぜなら、世の中には簡単に取り扱ってはならない『秘密』というものがあるからです。

例えば、個人情報保護法で守られている内容や、社会人の方であれば企業秘密だとかに触れたことがあるかと思います。

そうした秘密の中でも、当時警備会社に勤めていた私が取り扱ったものの中に、極めて取り扱い注意となっているものがありました。それは、いわゆる『業務上知り得た秘密』というものです。

これは、簡単にいえば本来は知ることのない情報（私の場合でいえば、例えば、犯罪が起きた時の被疑者や被害者の情報、防犯カメラの映像、警察からの捜査に関する照会情報等があります）を仕事を通じて知ってしまったような場合をいいます。

当然、そうした情報は家族であっても話すことは許されません。もし漏洩したことが発覚した場合、時には厳しい処分を受けることがあります。

にも関わらず、今回公表しようと思ったのには私なりの理由があります。特に今回公表する内容は、私が退職する際に『この秘密は墓場まで持っていけ』と関係各所に強く念押しされた内容でもあります（実際に誓約書や同意書に何枚もサインをさせられました）。

そのため、これから公表する内容には一部加工をしている部分があります。さすがに全てを公表するわけにはいかない内容になりますので、いくつか曖昧な描写になっている部分につきましては、お察しいただけたらと思います。

その上で、私が今回の公表でみなさんに訴えたいことは、この世にはみなさんが想像する以上に表と裏が存在するということです。それは、今見ている世界の裏側には、決して知られてはまずいもう一つの世界が存在するということになります。

その世界とはなにか？

これから紹介する内容は、以上の説明からあくまでもフィクションだということを改めてここで強く念押ししておきます。

もうわかりますよね？

私が触れてしまったフィクションの世界。

それをどう判断するかはみなさんにお任せしたいと思います……。