期限付きな恋 一話


「移動授業、行こ」
美香に声をかける。クラスで一番仲の良い美香。私は、クラスのなかでは、小さなグループにいて、静かな日々をすごしている。美香は、そんな私の親友だ。美香は、ニカッと笑って
「うん!舞香、行こ!」
と元気よく言ってくれた。私たちは、ニ人で教室に向かった。途中で、美香の彼氏が、走って私とは反対側の美香の隣に来て、話し出す。私は、2人の邪魔にならないよう、「お手洗い行ってくる」と美香に伝え、別の階段から向かうことにした。
「はぁ」
一ヶ月前の出来事から、私はまだ進めていない。階段を下り始めると、聞こえた懐かしい声。