世界でいちばん幽霊に近い君 - フリー百科事典より引用

『世界でいちばん幽霊に近い君』は、マルチメディアクリエイター「mino/NA」による日本の青春喪失系(要出典)小説。



世界で一番幽霊に近い君

発行日 2021年5月7日

発行元 ████

ジャンル 青春小説、ホラー

国 日本

言語 日本語



+ 概要

「世界で一番幽霊に近い君」は、2019年7月15日から2021年3月10日まで、「mino/U」名義で個人サイトにてオンライン小説として連載されていた作品を原作とする。(現在この個人サイトは後述の事件により閉鎖されている。)

作品がSNSを中心に大きな反響を産んだことで████編集者の目に留まり、改稿の末に2021年5月、同社にて出版されることとなった。

mino/NAは制作当時高校生であり、主人公の鷺沼は高校時代の友人が、ヒロインの優は自身がモデルになっていることを公言している。


+ あらすじ

高校生の鷺沼喜一は入学初日、校舎で迷った末に「第二保健室」に迷い込み、そのベットに眠っていた2年生の少女、園田優と邂逅する。彼女は難病で余命1年の宣告を受けており、週に一度しか外に出れないという。

園田は「死後の世界があるとわかってから死にたい」という理由で、部員一名のオカルト研究部で部長をしていた。強引な彼女に誘われて、鷺沼は二人目の部員となり、彼女と週に一度、死後の世界を探す冒険をすることとなる。

数多くの心霊スポットやミステリーサークルを回ったのち、園田は霊障だと主張する体調不良によって倒れる。死後の世界をまだ信じられない鷺沼は、彼女の最期に出会うために病院に向かう。

+ 登場人物

鷺沼喜一 (さぎぬま きいち)

本作の主人公。方向音痴で優柔不断。中学は陸上部で、オカルトについての知識は無く、超常現象や幽霊は全く信じていない。

入学初日に出会った園田に振り回され、様々な怪奇現象に巻き込まれることになる。

園田優 (そのだ ゆう)

本作のヒロイン。病弱だが明るい少女。大のオカルト好きで、実質彼女専用の部屋となっている「第二保健室」には多数のオカルト雑誌が散らばっていた。

3年生の夏からは、霊障と主張する体調不良で病院から出られなくなっている。

+ 事件

2025年1月、個人サイト版の「世界で一番幽霊に近い君」が編集され、存在しない"続・最終話"が投稿される事件が発生した。原因はmiso/NAが学生時代に作成した管理者用パスワードの漏洩と考えられている。

これを受けてmiso/NAおよび████は個人サイトを閉鎖、現在は"続・最終話"を含む個人サイト版の「世界で一番幽霊に近い君」は閲覧できなくなっている。

miso/NAの意向で、犯人の捜索などは行われていない。

[中略]

※注意

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その注意書きが、「お前に出来ることはない」と告げているようだった。

それでも。

思い出に報いるためには、出来ることをするしかない。