狂った世界で生きていく

今私を殴り、蹴っているこの男は私が愛してやまない恋人。痣ができるほど力強く私を痛めつける。
「ごめんね。でも、愛してるんだ。」
あぁ、泣きそうな声なのに、快楽に染まったその顔。見られるのは私の特権。私しか、彼を受け入れてあげられない。髪を引っ張られ、強引に口付けられた。口の端から、紅いものが流れる。
「愛してる。愛しい僕の、、、」
そう。その私を見る、狂ったような瞳が凄く好きなの。好きで好きで好きで、壊したくなる衝動を我慢しながら私に傷を付けるその顔が堪らなく可愛くて愛しいの。もっと私を求めて。痛めつけて。壊して。貴方からつけられた傷さえ愛しいの。だって、その傷が痛む度に思い出すでしょう?貴方のその狂って快楽に染まり、でもどこか怯えた表情。全部受け入れてあげるから、私から離れたらダメだよ?
この傷も、その表情も。全部全部私だけのモノ。だって、私だけが、彼から与えられる痛みを愛せる。殴られる度に、まるで愛してるって言われてるみたいで満たされるの。ねぇ、ちゃんといい子にするからさ。
『もっと、アイシテ』