狂った世界で生きていく

美しいものが好き。
醜い自分を綺麗にしてくれる気がするから。
優しいものが好き。
私を包み込んで守ってくれる気がするから。
ずっと独りだった。それで良かった。誰からも傷つけられないから。私の好きなものは、全て独りで終わらせられるものばかりだった。でも、本当は寂しくて寂しくてたまらなかった。孤独は人を弱くする。それを私は誰より知っていた。だけど、独りを強いられた幼い少女は人の頼り方を知らずに大人になってしまった。
変わりたかった。でも、やり方が分からなかった。何度もできない自分を責めて。心の中で殺した。そんな私の手を、引っ張ってくれる人がいた。独りじゃないと。変わるすべを一緒に探すと言ってくれた人が。
馬鹿だなぁ。これでまたダメだったらどうするんだ。キミもいつか、私の手を離すんだろう?だって、みんなそうだったじゃないか。結末はいつだって同じもの。
…あぁ、でもキミはきっと本当に私を独りにはしない気がする。過去に怯えて、現在(いま)を見ない私に根気よく手を差し伸べてくれた。私も、変わる努力をしなくては。