「いや怖いっすよこれ」



 佐藤さんが作ってきた怪談はかなり本格的だった。しかも滝に関しては本当にあるから厄介だ。



「そう?全部適当に書いただけですけど……」

「佐藤さん何者なんですか……」



 本当の怪異は佐藤さんなのでは?なんて考えていたら足を踏まれた。こわいってだから。



「じゃあ、次ですね。奥富くんの凸編。台本はこっちで全部用意したからこの通りにお願いします」

「了解です……」



 決行は明日。